人間関係につまずいたことのない方は、少ないと思いますが、
これが、けっこう、いつもなのよね。 ということであれば、
まず、「他人と自分は、感覚が違う」ということを自覚するのが良いと思います。
この「感覚の違い」とは、自分には当然、と思われることが、
相手には、全く当然ではなく、
自分には、え?、と思われることでも、
相手にとっては当然だったりするということ。
自分が冗談だと思ったことが、相手にはそのままイヤミに感じられる。
当然伝わる、思われることが、伝わらず、
理解されない。
そして、そのことに気づかないまま、会話を流してしまう。
これ、分かりやすく言うと、「信じられな~い」の連続、というような状態ですが、(笑)
日本語が通じていない、ぐらいの勢いで、
言葉のとらえ方が、まったく違う。
ということがあります。
その、自分と他人との「感覚の違い」に、気づくこと。
最近よく聞く「発達障害」さんも、
10人に1人とも言われる身近にいる存在のようですが、
その障害の一つとして、「空気が読めない」ということがあり、
つまり、人の当然?分かることが、分からない(伝わらない)ということなのですが、
人間関係のトラブルの多くが、
こういう小さなすれ違いだったり、
感覚のズレ、
思い違い、感覚の違いからくる誤解。
「分からなかったから」というもので、
本当に敵対したかった、
その誤解の通りのつもりだった、ということは逆に少ない気がします。
なので、人間関係をよくしたい、と思ったら、
まず、この感覚の違いに気づくこと。
自分は、こういうつもりで言っても、
多くの人は、そういうつもりだとは思わない。(とらえない。)
それが、感覚の違いで、
「いつも」トラブル、とか、人とトラブルことが多いという人は、
そこが原因なことも多いと思います。
なので、話しながら、相手のとらえ方を確認したり、
誤解されるかも、ということを経験で学んで、
なるべくそういう話をしない。
いつも明解で、分かりやすく、楽しく、分かりやすい会話を心がける。
そして、会話の途中で「ん?」と思うことがあれば流さず、
その都度聞いて、誤解をといていく。
または、いっそのこと、あまり話さない。(笑)
(会話の8割か9割で、微笑んでうなずく、聞き役に回る)
人と自分の感覚が、同じようなものと思っていると気がつかなくても、
違う、という前提で気をつけれいれば、
その小さなズレに気がつきやすく、早い段階で自分でフォローができたり、
トラブルをさけることも出来ると思います。
人との付き合いには、そういう細かい気遣いが必要で、はじめは細心の注意を払う感じかもしれませんが、段々なれてくる。
出会ってどれくらいの期間で、ズレを感じたかは人それぞれだと思いますが、
その時期までは、とにかく気をつけて、
自分は悪い人?ではない、信頼できる人、というイメージを相手にもってもらい、
信頼関係を築くことができていれば、
多少のズレがあることが分かっても、そういう面白い感覚を持っている人なんだと楽しんでもらえる。
仲良くなれれば、人間関係に対する自信もできて、良い方向へ広がっていけるように思います。