料理レシピ本を買って、欲しかったのはレシピではなかった、と気づきました。 毎日をラクにするためのレシピ本。
毎日の食卓。
本屋さんにあふれる料理レシピ本。
我が家にも、これでもかっ、と思うほどあるわけですが、(笑)
何冊も何冊も積み重なっても、また買ってしまうのは、
どこか物足りない気持ちが残って、また新しい本に次々に目移りしてしまうのは、
そもそも「私の欲しいのは、一品一品のお料理のレシピではなかった」、と最近気がつきました。
(レシピ本を買っておいて何ですが。(笑))
実はこういう方、多い気もするのですが、
本当に欲しかったのは、
お料理、一品の作り方ではなく。
家族がずっと健康に暮らせる、栄養のある美味しいレシピであり、
家族が元気で幸せになれる食卓全体、献立メニューの作り方を書いた本であり、
忙しい毎日にもラクラク作れるような、私でもこなせる食卓の整え方、家事時間の使い方のレシピ。
単に美味しい、とか、簡単、とか、一品だけ、とかいうだけじゃない、
栄養があって、元氣になって、健康になって、みんなが笑顔になる、
私でも「ラクに作りこなせて」、お母さん美味しいね、と
喜ばれる、その実践方法を本に求めていたのではないかと思います。
最近、その一つ。 「毎日ラクに食卓が整えられる」、“作りおき”の本が多く出版され、ベストセラーになっています。
家事の難所の一つは、料理を決まった時間に出さなければならない、その時間までに間に合わせて作らなければならない、という時間のリミットが毎日の朝昼晩にあり、他の仕事が入ってきた時、毎回このリミットに間に合わせなければならないところがラクではない、ということだと思うのですが、
この本の「作りおき」は、いつまでに作らなければならない、という毎日のリミットに、余裕で間に合うように作ることができる。
時間を有効に使って、美味しく、栄養のある料理。
あれこれと、少しずつ料理の揃っている食卓。
食べようと思った時に、すぐに彩りのある食卓が整うようなレシピ本が売れている、という印象です。
作る自分も、ラクにこなせる家事に満足し、
それを食べる家族も幸せになれる、その方法が書いてあるような本。
栄養の専門家ではなく、ただの?主婦でも、
家族が健康に暮らせる栄養のある食を作り、幸せに暮らせる環境を整えるのが第一使命。
その方法を知りたいと思っている主婦が多いのだと思います。
お母さんの仕事は「栄養」を整えること。 健やかな生活のための食生活を、
自分の実力で無理せずにこなせるように、
実践しながら勉強して、またいいアイデアや情報を見つけて、食事を作っていけるといいと思いました。