『作りおき そうざい』主婦の友社。 時間のある時の料理時間を、 時間のない平日に繰り回すことができる。
毎日の食事の支度。
「その日作った料理を、その日に食べる」ことを繰り返し、
毎日全て一から料理を作るのは大変です。
主婦としては、今日した仕事を明日、明後日…、と時間差で活かす、
料理の労働を貯める、「繰り回し」をすると楽になる。
で、
今日の記事タイトル。 「作りおき そうざい」ですが、多くの本屋さんのお料理コーナー、
一番目立つところに置いてありました。
「作りおき」は、今日した仕事(調理)を明日以降にも繰り回せる(今日した仕事の「作業の手間と時間」を貯金のように貯めて、明日以降に引き出せる)、いい方法だと思います。
食事作りを繰り回すのに大切なのは、まず作った料理の「消費期限」を把握していること。
これ、私のおばあちゃん世代に言ったら、
ひっくり返られるかもしれない、という話なのですけど、
(腐っているかは、臭いで確認。)
「消費期限」や「賞味期限」が明記されている商品に囲まれて暮らすことに慣れ過ぎた世代には、必要。
(昔は期限の表記がありませんでした。)
自分の嗅覚に頼る、というより、
「消費期限」を過ぎてたら、食卓に出さなかったりする。
(自分では食べても、家族には食べさせない、とか。 ……その逆、とか。(笑))
でも、高齢者の方で、消費期限を何日も過ぎても食べる、という方はいて、
で、実際傷んでいないことは、ザラ。
(というか、「余裕で腐らない日付」を書いているので、過ぎても大丈夫なことが多い。)
書かれている消費期限にすっかり頼って生活していると、
「この食品は何日もつか?」ということが、けっこう不安になってくる。
この本、
『作りおきそうざい―おべんとう、持ちよりにも。昔ながらの常備菜120品。 』
売れている理由の一つは、そこかも、と思います。
(私も購入。)
この本には、保存できる期間が載っている。
「冷蔵庫で3日」、など。
おばあちゃんにはビックリですが、
作った料理の「消費期限」を明記してもらったことで、
どこか安心して作りおきができるようになる、期限表記に慣れた世代の主婦。
(私だけ? (笑))
ということで、第2弾、第3弾…、と続き、
一般的な、全く奇をてらわない、昔ながらのレシピで、
売れに売れる本、誕生。(笑)
人気があるからといって、このシリーズ、出し過ぎ。
という感じが(笑)、
昔ながらの定番、多くの人が作り方を知っている肉じゃがなど、とてもメジャーなレシピ本も、
消費者のニーズをとらえると大ヒットする、ということが分かりました。
消費期限を参考にして、安心して食べる。
「作りおき」をすることで、平日と休日、
時間のある時の料理の時間を、
時間のない平日に繰り回すことができる。
専業主婦が少なくなり、働く主婦が多くなっても、
毎日のように、お母さんの手作り。お家でおいしいものを食べたいという家族の思いは変わらない。
日々の家事をラクにしつつ、家族に人気のある定番の料理を、
毎日食べさせられる。
そういうレシピ本が今、売れているのだと思いました。