医師に学ぶ、健康な食生活。「精米しすぎないお米」。
主婦、母になったら、「何をどう食べるか」家族の健康、栄養を考えます。
この答えの明確なところが、実はなかなか見つからない。
健康のために、玄米菜食や粗食がいいかと思えば、
お肉も大切という注意喚起があり、
朝食は食べないか、飲み物程度で軽く済ませたほうがいいという本が書店に多く並ぶかと思えば、
文部科学省で「早寝早起き朝ご飯。 朝食をしっかり摂りましょう」という運動が推進されたりします。
正直、本を読めば読むほど、迷う感じ。
子供を産む前、本を読んで「朝食は生ジュースだけ」を実践してみた私も、
子供が生まれたら、とにかく朝、「しっかり食べさせる」。
(自分も食べる。(笑))
医師の間でも、意見が分かれる中、
いち主婦が、どれが本当に正しいか判断するのは、困難。
さて、そのような中でも、
多くの医師に共通してお勧めされているのが、玄米や胚芽米などの精米し過ぎないお米。
医師の書いた多くの著書で、「玄米」をお勧めされていることに気づきます。
玄米でなくても「胚芽米」など。
あまり精製された白米をお勧めされることが少ないようです。
お米は、糖質ですが、食べて「急激に血糖値が上がる」という食べ方は体に負担で健康によくありません。
この血糖値の急上昇を抑え、緩やかに上げていくのが、玄米や胚芽米などの精製しすぎないお米。
白米は美味しいのですが、この点では玄米や胚芽米に負け、比較すると血糖値を早く上昇させてしまうので、
緩やかに血糖値を上げることの出来る、玄米や胚芽米を多くの医師が推奨されているということのようでした。
玄米をお勧めする先生の本。
白米より玄米を取る方が、より良いというような内容を書かれています。
また、藤田紘一郎先生も玄米、
済陽高穂先生は玄米と胚芽米、
春山茂雄先生は胚芽米、
と、白く精製した穀物(白米や小麦)を控え、それぞれですが胚芽米だったり、玄米など、胚芽部分の残っているあまり精製されていないものを食べるのをお勧めされています。
藤田紘一郎先生
済陽高穂先生
春山茂雄先生
ただ、いくらでも食べれば良いというわけではなく、年齢が上がると炭水化物(糖質)自体の量を控える方がいいので、40~50歳代ぐらいからはとくにお米の量自体を少なめにするほうが良いようです。
精製した白米のほうが、農薬が取れた形になり、そのことが気になったりもするのですが、
今回健康を目指してお医者さんの書いている本をざっと読んでみると、多くの医師、かなり高確率で「玄米」がお勧め。
「玄米菜食」にしなくても、「玄米」だけでも、老化防止、便秘、免疫力を高めるなどの効果があるようです。
何冊読んでも次々に「玄米」をお勧めする本が出ていると、さすがに思う。
「玄米」いいかも。
(影響されやすい。(笑))
ただ「玄米」は、消化には悪いので、「胚芽米」も良いようです。
「胚芽米」は、玄米を白米まで精製せず胚芽部分を残して精米。分付きにすると7分付きぐらいらしいのですが、特殊な精米方法で胚芽部分を残してきれいに精米している形なので、おいしさや消化は7分付きより胚芽米のほうが良いそうです。
玄米だと浸水時間に6~12時間、または24時間等と書かれているところもありますが(それぞれの方の意見で違います)、
胚芽米や7分付き米だと白米と変わらない浸水時間で、白米と同じように炊けるそうです。
最近は玄米を求める人も多くなったのですが、手間もあり継続される方は一部になるそうです。
白米にちかく美味しく、手間なく炊けて、玄米の栄養も残す胚芽米や7分付き米が手軽かも知れません。
お米の精米の主なところを書くと、
まず精米とは、「玄米」から胚芽やヌカなどを取り除いていくことで、取り除ききった状態が「白米」。
その分クセや硬い部分が無くなり消化が良く食べやすくなりますが、栄養価も減ってしまいます。
その過程で呼び名があるのですが、
「玄米」は、もみがらを取り除いただけの状態。
「胚芽米」は、特殊な精米方法で胚芽だけを残し、あとは白米のように精米。
「白米」は、胚芽の取り除かれている一般的に食べられているお米。
また、玄米から白米になる過程の途中で調節した「分付き米」(一分付きから九分付きまで、数字が大きくなるほど胚芽等が取り除かれ白米に近い)があります。
栄養価が高い順、そして消化に悪い順から書くと、玄米、胚芽米、白米の順。おいしさはその逆と言われています。
「金目米」も宣伝で聞いたりしますが、胚芽の底の一部を残し、さらに白米では取り除かれてしまうお米自体の周りの一層(亜糊粉層)を残したお米。
胚芽部分は底しか残らないので、胚芽米より少し栄養価は落ちますが、
お米外周の一層(亜糊粉層)が白米より残っているので、
白米よりうまみ成分があり、栄養もあるのだそうです。
私は玄米好きなのですが、家族の中に苦手な人がいると、別々に炊かなくてはならず手間で続きにくい、
その点、7分づき米や胚芽米は白米に近く反対されにくい感じです。
精製しすぎない7分づき米や胚芽米、おいしくいただけてラク(白米と同じように炊ける)なのに、
体にいいのは嬉しいと思いました。