『「うつ」は食べ物が原因だった!』溝口徹医師 著。 食べ物は心に大きく影響。 精神的に不安になったら「食」で改善する、本。
人間は頭のなかで、「事件」を作る動物だと聞いたことがあります。
本当に事件の起こっているときは、それを頭に浮かべますが、
全く事件が起きていなくても、頭の中で、事件を作る。
小さな小さなことを、大げさに考えすぎたり、
世界を揺るがす?大事件に、想像で作り上げたり。
でも考えてみると、世界ってそんなに簡単に揺るぎません。(笑)
よく「悩みのない人はいない」と聞きますし、
厳しい環境にあっても、また、緩やかな環境にあっても、悩みはあります。
どんなに恵まれた環境の中でも、頭の中で事件は起こせて、
それを真剣に悩んだりする。
厳しい環境にあっても、緩い環境にあっても、人にはその人なりの事件がつきもので、何もないということのほうが少なく、与えられた課題をこなすように、それを淡々とこなしていくしかないようです。
さて、その悩みが、「今、現実に降りかかっていること」でなくても、
降りかかっているような気がする、降りかかるかもしれない、降りかかるだろう、ぐらいの勢いで、
まだ、起こってもいないことが不安になる。(笑)
こんな時、まずは健全な生活。
朝起きて、外に出て他人と会話し、栄養のあるごはんをしっかり食べて、はやく寝る。
また、不安は栄養不足に影響されるそうです。
とにかく栄養に気を付ける。
もし、そういう症状が気になるようになって来たら、食べ物でうつ病を改善する医師の本。
『「うつ」は食べ物が原因だった! 溝口徹医師著』
お医者さんが書いている本で、あまりの人気ぶりに?後から、図解版が出版されていました。
『「うつ」は食べ物が原因だった! 溝口徹医師著 図解版』
栄養の摂り方と気持ちの関係が丁寧に書いています。
そんな因果関係があったのか、と、明確になる。
食生活で温かい食べ物を食べるだけでホッとしたり、気持ちが明るくなったりすることは、
うつ等の病気でない健康な人にでも、普通にあることで、
食べ物はココロに大きく関係していると思います。
うつの時にも、食べ物で、不安定な気持ちを整える、
その食べ物や食べ方が分かる本。
厚生労働省が全国の医療施設に行っている「患者調査」によると、平成8年には43.3万人だったうつ病等の気分障害の総患者数は、平成20年には104.1万人と12年間で2.4倍に増加しているそうですが、
「うつ」の方も、気持ちが落ち込んでいる方も、食生活を変えると、心もホッと明るく、症状も改善できるかも、
その方法がお医者様によって書かれている本があるのは、心強く、嬉しいことだと思います。