人間関係。人に親切にしたつもりが、微妙な空気になるワケ、が分かるかも。 『プロカウンセラーの聞く技術 話す技術』マルコ社
親切にすると、人から好かれる。
それがどうも、そうだとは限らないようです。
私もどちらかというと、ただ何となく人に親切にするといい、という思い込みを持っていましたが、
ある程度の年齢になったり、経験を積むと、
途中で、どうなんだろう、みたいなことになる?
「いい人」ではモテない、とか、「いい人」だからこれぐらいは許されるだろうとか、
「いい人、やめよう」と思う方も少なくないかもしれません。
さて、その法則?を体系化したかのような本?
って、読んで勝手に私がそう思っただけで、この本自体はいい人をやめようという本では全くないのですが。(笑)
私も人から相談されると、とにかく解決してあげたくてアドバイスしてしまったりしたこともあったのですが、
これ、あまり良くなかったみたいです。
この本で、相談者は解決策のアドバイスを求めていたのではなく、
本当は「共感」や「ただ聞いてくれること」をのぞんでいたと知り、
確かに、
アドバイスすると変な空気になっていたかも(笑)
と納得しました。
なんというか、思っていることを正直に口に出せばいいって訳でもなく、
良かれと思ってしていることなら、いいってものでもない。
たとえ自分が解決策を知っていたとしても、
すぐにそれをアドバイスすればいいわけではなく、
「聞く」にしても、「話す」にしても、
対人、相手の気持ちを思う、ノウハウや、技術が必要で、
相手の気持ち、立場や状況、心情などを考えると、たいていはすぐにこちらから答えを口に出さず、ただ話を聞くだけにした方がいいことも多いように思いました。
相談してるのは、アドバイスを求めているということばかりではない。
ということを、知っておくだけでも、人の気持ちに寄り添うことができるかも。
プロのカウンセラーの聞く技術 話す技術。
とても参考になりました。