『あな吉さんの 人生が輝く! 主婦のための手帳術』浅倉ユキ 著。 主婦には、主婦のための特別な? スケジュール管理が必要。
以前の私は、専業主婦の時間割も、
6:00~ 朝食、弁当作り、子供の世話
7:30〜 洗濯、掃除
というような、タイムスケジュール表を組み、これだけで管理しようと思っていました。
ビジネスマンや学生向けの、時間管理の本を読み、効率よく組み立て、
考えた時間管理を…、と思っていたのですが、
でも、これで上手くいくのが、なんとなく、午前中ぐらいまで。
家族のいる時間や、休日に崩れ、
予定通りに進まないことも多く、
これは平日のスケジュール表で、休日はもっと自由にする、と割り切ってみるも、
平日も今イチ、時間割に合わせられないときを感じていたり、
することのヌケモレがでて、上手くいく日もあれば、いかない日もある、
いや、むしろ上手くいかない日も多いのですが、
それは、全て私のミス、というように思い、
時間を効率的に使って、有意義な人生を過ごしたい、
でも、なかなか思う通りにいかない。
そんな時に出会ったのが、朝倉ユキさんの、
『あな吉さんの 人生が輝く! 主婦のための手帳術』という本。
主婦には主婦仕事の特徴をとらえた、手帳術や時間管理術が必要なのだと、
感激した一冊になりました。
2012年出版なので年数は経っているのですが、
あな吉(浅倉ユキ)さんの手帳は、2019年現在でも人気があります。
”夫からはヒマと思われているけど、毎日忙しい。でもそれを言うと「俺のほうが忙しいよ!」と返されて何かフに落ちない。”
でも、手帳を持つと、
“どんなに忙しいか、フセンを見せればひと目で伝わる。”
と、書いていて、
そうか! 主婦って忙しかったんだ!
と、ちょっと目からウロコ。
みんな?から「(専業主婦って)ヒマでしょ?」、という目で見られることも多くて、
自分でもヒマなハズなのに、出来ない日があるのはなぜ?
と思っていました…。
でも、「今日はどこで何がある」というメインイベントや、
「家族の食事と洗濯掃除」みたいな基本的な仕事の他にも、
毎日の食材の買い出しから、足りないティッシュ、ペーパー類に始まり医薬品、衣料品、文房具、家中の小物から学校で使うモノまで、
主人と子供達、家族全員に必要なモノを把握して、その都度、買いに行ったり、
誰かの世話や面倒をみるって、予定帳に書き込めないほどの細かな仕事がたくさんあり、
それをフセンに一つ一つ書きだしてみると、
主婦のすることは、けっこうあり、それなりに時間がかかります。
”忙しいはずなのに、カレンダーはスカスカ”
(そう! たしかに主婦仕事は、「どこへ行く」というイベント「以外」の、細々した仕事でいっぱい。)
いつも何かに追われ、何かやり忘れているのではないかと不安に思い、焦りを感じるようになる。
それが主婦の仕事。
こまごま、あれこれしなければならないことが沢山あるため、
結果、あれをやり忘れた、
これが抜けていた、
となりやすいのが主婦の仕事。
と、いうようなことが書いてあり、
おぉ、まさに!
これを頭の中で全部覚えるなんて、そもそも難題!
と教えてもらって、「そうだったんだ!」と納得してフに落ちた感じ。
それを、あな吉さんは、フセンで整理して、見える化。
このように手帳をつけたら、キチンと整理できて、効率的に動けるようになり、ラクですよ。
という素晴らしい手帳術が書かれていました。
『あな吉手帳術 公式サイト』もありました。
いつも何か、やり忘れた気がしていても当然。
“覚えているつもりでも、脳はどんどん忘れていくもの”
そうだったのか! なかなか完璧に出来ない主婦、と思っていたのは、私だけじゃなかったんだ、
とやっと分かってもらえたようで、安心できました。
今、ご自分を「ずぼら主婦」と思っている方も、
本当はずぼら主婦ではないかも。
本を読んで、やり方を覚え、フセンを貼って見える化すると、
一つ一つをこなしながら効率的に動くことができ、
主婦仕事に自信がつくかもしれません
必ずしも あな吉さん式の主婦手帳でなくてもいいと思いますが、
自分の仕事をフセンに書いて、整理すると分かりやすいかも。
これで完璧主婦になれる!、かどうかは人それぞれですが、
(自分を完ぺきとは思えない(笑))
主婦ならではの仕事にも細やかに対応している手帳術を見せてくれたことと、
主婦仕事をする主婦の気持ちを、代弁してくれたかのような、
あな吉さん(浅倉ユキさん)に感謝。
主婦のスケジュール管理、なんとかならないかな? と思っている方には、
参考になる一冊だと思います。