『シンプルに生きる』 ドミニック・ローホー著。 思考から生き方を変えられる本。
私はミニマリスト(最小限主義者)ではありませんが、ドミニック・ローホーさんの本は好きです。
今回は『シンプルに生きる―変哲のないものに喜びをみつけ、味わう 』を読みました。
以前の記事、『『「限りなく少なく」豊かに生きる』 ドミニック・ローホー著 整理、時短、時間管理をする時に一読』 にも本の感想を書いたのですが、
ドミニック・ローホーさんは、読者の中に入り込み、
その人の思考、頭の中を少しずつ変えていく、そんな影響力があるように思います。
なのである意味、危険。(笑)
(染められやすい)
読むときには要注意、
というところですが、
でも、人はそんなに簡単に変われるものでもないので、
現実的には、本当に自分を変えたいと渇望している人、
そしてドミニック・ローホーさんの考え方に近い考え方をする人が、
影響されていく感じかもしれません。
さて、そんなドミニック・ローホーさんの考え方、最小限主義。
自分のもっているモノを最小限に減らし、
本当に気に入った上質なもののみで暮らすし、
大切なのもは何か、
自分の存在、時間の使い方、生きることに向き合い、
人生をより濃く、豊かに、深く突きつめていく生き方の一つ。
のように感じました。
モノを持たない人生を考えさせる映画で、
「365日のシンプルライフ」という映画があるそうです。
失恋した26歳の青年が、4つのルールを作り、
- 自分の持ちモノ全てを倉庫に預ける
- 1日に1個だけ倉庫から持って来る
- 1年間続ける
- 1年間何も買わない
自分の持ち物を全て倉庫に預け、
一日一つずつ、モノを取って来ていい、
と、生活を始める。
その中で、本当に必要なモノ、大切なものは何か、
考えさせるストーリーになっている。
ドミニック・ローホーさんは、著書の中で、
「自分の家が火事になったと想定し、まずなにを買うべきかリストを作ってみる」、と勧めています。
触れたことのない方にとっては新しい考え方、
モノや空間、時間、生き方、全てへのとらえ方、考え方が変わる、
貴重な一冊になるかもしれません。