『「限りなく少なく」豊かに生きる』 ドミニック・ローホー著 整理、時短、時間管理をする時に一読
『「限りなく少なく」豊かに生きる』 ドミニック・ローホー著は、
ミニマリスト = 最小限主義者 の方の本。
初めてこの考え方に接して、ミニマリスト = 最小限主義者 ってなに? という感じでしたが、
余分な物を排除し、そぎ落とし、人生にとって必要なものを選択して、
これさえ満たされていれば、心はより自由になるという「限りなく少なく」の哲学が書かれていましたあ。
著者のドミニック・ローホーさんは「シンプルに生きる」などのベストセラーを書かれている方で、生活に必要な物以外持たない究極にシンプルな暮らしをされています。
整理整頓など考えたこともありません。整理するほど物をもっていないから。
という、本当に必要な物を見極めた方。
ネットで検索してドミニックさんのオススメするような部屋を見ると、
もうホントに、我が家がいかに「いらない物」に囲まれているかが分かりました。
正直一瞬、おしゃれな、「刑務所?」みたいなイメージの何もない感じの部屋なのですが、
(ここは、ビジネスホテルと言った方がいいのかもしれませんが、究極、何もない感じの部屋というか)
自分の部屋が、本当に物欲にまみれた、哲学のかけらも感じられない部屋に見えてきたりします。
さて、そんなドミニック・ローホーさんの著書、『「限りなく少なく」豊かに生きる』。
私が個人的にすごくためになったのは、第一章。
一言、素晴らしい、と感動。
「時間」について書かれています。
嫌な仕事を忘れる一番手っ取り早い方法は、片づけてしまうこと。
とか、
個々の仕事にはそれぞれ異なったリズム、異なった道具が必要なため、一度にひとつのことだけをする。
とか、
時間管理のノウハウっだけではない、
時間とは何か、人生の中でどうとらえるべきか、という
これを知ってから時間管理を考えるのと、そうでないのは全く違う深い話でした。
ノウハウ以外の考え方を織り交ぜつつ、具体的で実践的。
時間の計画を立てる前に、この本を読んでマインドを知ることが出来ただけで、今までより有意義な時間の使い方を実践することが可能だと思います。
単発のノウハウではない、まずは根本を知ろうという感じでした。
時間の使い方的にも、読んですごく良かったと思う本です。
ただ初めて、この考え方に触れた私には、本の後半にいくにしたがって、ちょっと難しかった。
こういう考え方もあるのか、と思いつつサラッと読み飛ばしちゃうような。
でも、読んでいる途中から、
私は身体を動かし出しました。
ああ、今これ片づけよう。みたいな。
今やろう、みたいな。
それぐらい、軽やかに、面白く読めた本。(前半。)
(後半は、軽やかというより、深い感じ。)
また新たな考え方に触れられた、と感じる本。
読んで良かったです。