『スティーブ・ジョブズ 結果に革命を起こす 神のスピード仕事術』 桑原晃弥著。 仕事でスゴイ成果を上げる人の考え方。
成功者に共通しているのは、時間に対する意識が高いことだと思います。
とくにスティーブ・ジョブズ氏は、鋭い時間の観念の持ち主であることで有名ですが、
スティーブ・ジョブズ氏もそうですし、
大成功を収めた方々で、時間を大切にしない方はいらっしゃらない。
ほぼ全員が、スピード感をもって、先取りの仕事をしていて、
日本一の高納税額者の斎藤一人さんも数年先の仕事まで、もう終わらせている、ということをおっしゃっていた記憶があります。
『スティーブ・ジョブズ 結果に革命を起こす 神のスピード仕事術』 桑原晃弥 著。 を読むと、
時間の無駄を省き、それをいかに有効に使うか、
そこが成功のカギになっていることが分かりやすく書いていました。
仕事、勉強、家事、なんでも共通だと思いますが、
「成功は、いかに時間を有効に使ったか? 無駄を省いたか?」
その仕事を、3ヶ月でするのか? 1日でするのか?
10時間かけるのか? 1時間で終わらせるのか?
この時間が短いほど多くの仕事をこなすことができ、
ただ、それだけではなく、仕事に完璧性を求める姿勢が必要ですが、
「完璧」にするのは、時間があるから完璧に出来るというものではなく、
時間がなくても完璧にする、その意識の持ちよう。
細部のクオリティにまでこだわって、最高のものを作り上げようとする姿勢で臨む、
その意識の高さ、工夫があるかどうかで、全てが決まる、ということでした。
なんでも、時間とお金をかければ上手くいくものではなく、
その制約があるからこそ成功する。
スティーブ・ジョブズ氏のことを書いた自己啓発本や、仕事のノウハウの本は数々あり、
この本もその一冊で、奇をてらった特別感があるわけではないのですが、
20世紀を代表する偉人、アップル社創業者で元CEOの、スティーブ・ジョブズ氏の仕事術が、
第三者の視点から分かりやすく書いてあり、
本人が伝える熱のある本とはまた違い、
もっと冷静に、要点が読める印象の本です。
マンガっぽい挿絵もつけて解説していて、親しみやすく、分かりやすく、
アツくて堅い感じの自己啓発本、というより、仕事術のノウハウ本。
要点をまとめつつソフトな印象でした。
人生は、何かをするには短く、
無駄な時間を過ごしているヒマはない、スピードこそ、すごい成果をあげるための仕事術、という内容が大きなところなのですが、
人が、3ヶ月かかる、と言うと、
「一晩でできないか?」と言い放つ、並外れたスピード感、
人が不可能だと考えることも、実は不可能ではなく、しようとしていないだけ。
工夫次第で出来る。
と捉える感覚は、大成功者には必要なことなのかも。
どうすれば出来るか、をまず自分で考え、
そして、本当にしてしまう。
(自分がするだけでなく、人にもさせてしまう。)
その実行力、方法など、
成功するためには、本から多くを学ぶ必要がある、と感じさせる本でした。
この仕事には、だいたい6ヶ月かかる、とか、3ヶ月かかるなど、
人は仕事内容をこなせる期間を見積もりますが、
それはあくまでも思い込みで、
本当にその期間かけなければ出来ないのか? を考える必要があります。
その、人の感覚とジョブズ氏の感覚の違い。
やろう、という強い意志を持つと、本当にまだまだできるのだと感じました。
スティーブ・ジョブズ氏は、時間は命であり、神のスピードと言われるくらいのスピードと、
完璧さを求める方だったそうです。
毎朝、鏡に向かい、
「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」「今日が人生最後の日でも本当にそれをするのか?」
そう、日々自分に問いかけることがジョブス氏の日課だったそうですが、
「スピード、パーフェクト、段取り、アイデア、人を動かす」、
ジョブズ氏のストイックで、どこまでも上を目指す仕事術のノウハウに目が覚める本だと思いました。