片づけの基本は、「出したモノを元の場所に戻す」こと。 「思わず戻してしまう」、という仕組みを作る。
片づけに必要なのは、「モノを元の場所に戻す」、という作業。
「分かっちゃいるけど…」という方の気持ち、よ~く分かります。(笑)
でもこれ意外に、出来るようになる方が多いそうです。
つい、戻してしまう設定にしておく、これがスーパー主婦の皆さんの方法。
片づけ、「モノを元の場所に戻す作業」を簡単にするには、
1.モノ自体が少ない。
2.「元の場所」が明確。
ということが、大切だそうです。
「1.モノ自体が少ない。」は、
片づけたい空間にあるモノの数を減らすといいので、
捨てたり、人に差し上げたりして、とにかく、家の中にあるモノを減らす。
モノを大切にして、自分の時間を大切にしていないというか、
モノに時間と労働や映像のエネルギーを吸い取られて、
自分が疲れてしまうことがあるようです。
なければラク、という実感を持つと、モノを加速的に捨てられるようになる。
バーッと捨てていくことが出来れば、かなり作業ははかどります。
本当に必要なモノを残し、あるのを忘れてしまうぐらい多く持ちすぎているモノは、ほぼ処分、ぐらいの気持ちでモノを減らしてみるのもいいかもしれません。
ただ、そこまでしても、
これだけではモノは片づきません。
えーっ! こんなにしたのに?! という気持ちになりますが、
ここからが勝負。(笑)
本当に片づけが出来るか、は、
「2.「元の場所」が明確。」ということが大きいと思います。
冒頭にも書きましたが、片づけは、「出したモノを元の場所に戻す」ことが必要。
これができなければ、いくらモノを捨てても、モノの場所が明確であっても、片づかず、エンドレスで「片づけしたいけどできていない」という日々を過ごすことになります。
で、どうしたら「出したモノを元に戻す」ことができるのか、その習慣が付きやすいか、というと、
小さな子供の部屋に、押しやすいオモチャの「スイッチボタン」を置いておくと、
大抵の子供は、頼まなくても押し始める、というように、
人には、「しやすいことをついしてしまう」という習性のようなものがあると思うのですが、
片づけを、この思わずしてしまうような、「しやすいこと」にすること。
そして、戻したら、必要なモノが直ぐ取り出せて、あれどこだったっけ?という探し物もないことが、
「こんなに快適なんだ」、ということを本当に実感するような片づけで、
「片づけが出来ている今の状態を崩したくない」、
「決まった場所が明確で散らかりようがない」と、心から思うぐらいのお片づけにするのが良いようです。
まず、第一歩、物の部屋を一つ一つ作ります。
パッと見て、どこに何があるか明確に分かる、
一つ一つ置き場所を決めて、そのモノが「あるべき場所」を明確にします。
例えば、キッチンの引き出しに、
そこに入っていないだけで、「ここに1個、箸置きが戻ってきていない」とはっきり分かるぐらいのスペースにしておくのが理想的。
使う「頻度」を優先し、取り出しやすいスペースをにおくことも大切ですが、
それは徐々分かってくることなので、
とりあえずあまりこだわりすぎずに、まずは仕切ってみる。
こちらのほうが使いやすい、というアイデアは、仕切った後使ってみて、後から出てくるので、そのときに少しずつ使いやすく工夫して変えていく感じです。
一つも置き場所や部屋のないモノがないように、全てに「所定の位置」を設ける。
そのモノがなければ、そこにその大きさのスペースがぽっかりと空く。
これが片づけしやすい形かもしれません。
こうすれば努力と根性、気合いを入れて、
『今年の目標。「使ったモノは都度元に戻そう! ホントに私、頑張ろう!」』
と張り紙するよりも、ずっと効果があり、(笑)
片づけたい、キレイな部屋に住みたいという気持ちさえあれば割と自然に片づくようになります。
(自然に使ったモノを元に戻す習慣が付く方が多くいます。)
とにかく、どうすれば自分が「しやすくなるか」を考えて、「できる仕組み」を考えながら作ってみるのがいいと思います。