家計簿が続かない原因。 家計簿つけに必要なのは、毎日のようにつけるという「覚悟」。
家計簿は、なかなか続かないもの。
続けるって、いつまで? 一生? と初めから思うのはきついので、まず一か月。
そしてとりあえず一年間、という目標を持ち、これをつけ通せれば、続いた、ということにするといいかと思います。
何十年とつけ続けられる方もいらっしゃいますが、
実は私も続かないタイプで、今まで何度も、つけては続かず、つけては続かず、を繰り返しました。
そんな私が、いまや家計簿の魅力のとりこ。
ちゃんと続いています。
我ながら感心?ですが、
(多くの主婦ができること。(笑))
おかげで、なぜ、つけとおせなかったか、家計簿が続かなかった理由が分かるようになりました。
(これは「良かった」というべきか。(笑))
家計簿の続かない原因は人それぞれだと思いますが、私の場合は、
まず、正しいつけ方を知らなかったので、つける意味が分からなかった。
(キッチリ予算の立て方を教えてもらい、毎日あとどのくらい使っていいのか把握できるようになったことで、家計簿をつける意味が明確になり、家計簿つけが楽しくなりました。
(婦人の友社『予算生活の家計簿 2017年版』は、家計簿のつけ方を相談できる窓口もあります。))
そしてもう一つは、「毎日のように」、というところでした。
きちんと継続して付けなければ「正確に付けなければ金額が合わなくなる」。
ということが、大きかったです。
私の使っていた家計簿は、何に使ったのかハッキリ分かるような細目で書き出し、一円単位まできっちりと把握。
数日、つけない日があると、すぐに何に使ったか分からなくなり、計算が合わなくなります。
空き家に、窓ガラスが一つ割れて放置されていると、
その一つの窓が壊れているところから、
「この家は壊していい」という認識が無意識に人々の中に植えつけられ、その家は、どんどん壊されていく、
というような現象を、「割れ窓理論(ブロークンウインドウ理論)」というそうですが、
正確ではありませんが、ニュアンスてきにちょっと似たような感じで、
(「もういいや」、「いいんだ」、と認識されるニュアンス)
一度、分からなくなったお金の流れは、
もう把握しなくていい、という気持ちになりがち。
この一つの油断が、長い日数の怠惰を助長します。
結果、「続かなかった」(やめた)という現実を生み出す。
そこで今、私が家計簿つけに必要だと思うのは、
「日々、つける覚悟」だと思います。
楽にできる、という気持ちを捨てて取りかからなければ、家計簿は続きません。
めんどくさいですが、
それを承知で、つけるかどうかを決める覚悟が要ります。
家計簿は、毎日です。
実際に家計簿は、お金を使った日につければいいし、
実際私も10日間ぐらいレシートを溜めたりすることもあるのですが、
レシートの残らなかった収支については、きちんとメモって記録をとっておく。
この記録さえあれば、まとめてつけても不明金がでません。
(ときどき、不明金でますが。(笑))
そして、絶対に一年つけ通す、という気持ちは持ち続ける。
覚悟として毎日きちんと把握する覚悟でいきましょう。
その覚悟がないまま始めると、たとえ、つけるのが三日に一度、
というようなペースの買い物の日の記帳でも、面倒くさく、続きませんでした。
また、何度か「続かない」という失敗をすることも、かなり良い糧になりました。
ここが面倒くさくて続かない、(私の場合、スーパーのレシートの中身を肉類、魚類、野菜…、などと細かく分けるのが最初は苦手でした。)
ここに時間を取られて面倒くさくなる、(計算機で毎日の収支をきっちり合わせることに取られる時間が半端ない)
など、自分がなぜ続かないか、ということが明確になり、
そこを自分なりに把握し、自分なりにカンタンにつけるなど、解決できることで、続けやすくなるということもあります。
(スーパーのレシートの細目分けは、しないで「副食費」の金額でまず一括管理。 さらに細目分けする時も、「これはしなくても別に困らないけど、今はしたいからする」と認識し、気持ちに余裕のある時だけする。と自分で決める、とか。)
(私の場合は、そんな風に思ったら気持ちがラクになり、気持ちからラクになったということだけで、
逆に今は毎回仕分けしてつけられるようになりました。)
家計簿つけは、時間も手間もかかります。
家計簿をつける時間、という「時間枠」を一日の中でキッチリとっておくのも手、
(時間と手間のかかる)こういうもの、という認識、覚悟があって、続くものだと思いました。