家計簿は、スゴイ。
何でも「明確に解っている」ということは、効率を良くする第一歩。
お金もぜひ実践したいことの一つ。
私も、あれもこれも欲しいという気持ちはつきませんが、
(普通人。(笑))
日頃の生活を豊かに、自分の好きなことにお金を使えるようになるためには、家計簿をつけて効率を考えることが大切だそうです。
自分のお金がどこに流れていってしまうのか、好きなこと、自由に使えるお金を増やすには、その無駄な支出、何となく使ってしまっているお金をなくすこと。
大判小判がザックザクというような大きな収入の夢を追うより現実的かもしれません。
もうずいぶん前ですが、NHKの番組「あさイチ」で、家計簿の特集をしていました。
実は、私が家計簿に興味を持ち、つけたいと思ったのは、この番組がきっかけ。
収入が激減し、家計がピンチになったとき、
「この家計簿があれば何とかなるかもしれない」と思ったという主婦の話や、
「家計簿は、(このお金を)使っていいんだと、安心するためにもつける」、というような話を聞き、
そんなにスゴいんだ、家計簿って。
と思わせる内容でした。
それから数年、今では私がこの家計簿のとりこ。
出演されていたのは、主婦の友の会の方々。
その婦人の友社の家計簿。
(こちらの記事。 『婦人之友 友の会の「家計簿」は、4種類。 特徴。』)
私がつかっているのは、その中で、このタイプ。
この家計簿と併用して、現金当座帳をメモ帳代わりに使っています。
(ここに一日の現金の流れをメモ書き。)
家計簿では、大きく二つ。
「現金」と「預金から引き落とされるお金」、
毎月の収入と支出の把握をします。
定期預金など、大元の資産、財産というものもあるかと思いますが、
そちらの把握はまた別にすることになり、この家計簿はあくまで、
「今年一年と、毎月の収入と支出」を把握する。
今月、今年一年の収支は、赤字だったか黒字だったか。
いくら、いつ何に使われたか、
それが明確に分かる家計簿。
さらにこの「予算生活の家計簿」では、毎月の予算を立てることで、
自分が使う予算の中からいくら使ったか、
そして今月、あといくらまで余裕で使えるのかが、日々よく分かる。
何にいくら使い、どこで使い過ぎ、本当はどこに使いたかったのか。
ということが、ハッキリ見えてくる。
物事が明確に分かる、というのは、こういうことなのだと実感できるのですが、
何がどの費目にどのくらい使われているか、把握できるようになり、
「お金を出す前」、の時点で、
これを出せば使い過ぎかどうか、
今、出すべきかどうか、が明確に判断できるようになります。
家計簿はただ書くだけ。収入が増えるわけじゃなし、何も変わらない、と私も思っていたのですが、これが大違い。
ものごとを明確にする、ということは、こんなに意識や結果を変えることなんだ、と思うのですが、
家計を把握しない多くの方が、
お金に困ってから、あそこで使わなければ良かった、とか、
そもそも、何に使いすぎて困っているのか分からない、という状態になりがちなのですが、
欲しいものを買っても、まだ買える金銭的余裕を持ったり、
ここでは節約しなくても、まだ余裕がある、と安心して買えたり、
「困る前」、早い段階で困ることが分かって、回避できるようになる。
一生お金に惑わされず、安心して暮らせる。
そのためのツール。
お金に惑わされず、
金銭的な余裕を持って過ごせたら、
それだけでラクになる部分もあると思います。
正直、つけるには、「つける」、という覚悟がいりますが、
(毎日この意識なく過ごすと、続かず、結果的につけられないことが多い。
実際には毎日つけなくても、レシートを取っておいて何日か貯めることもできますが、
それでも毎日金銭の動きを把握する、という覚悟があって、「把握しながら過ごす」という状態でないと、すぐにつけなくてはならないという仕事が貯まり過ぎて、
面倒になったり、分からなくなって、続かなくなってしまうことが多いと思います。)
つけられるようになると、これが楽しい。
金銭的な余裕は、収入と支出のバランスから。
お金が入って来てしょうがない、というほど多く稼ぐ人でも、
借金を負っていたりします。
家計簿をつけて、お金を明確にハッキリ見つめ、余裕のある生活にできるのも、幸せだと思います。