子供の「教育費」は高額。 家計費はココを乗り越えられるかどうか。
子供のいる家庭の家計は、「教育費」が大きな山場です。
他人事のように言っていますが、ウチもです。(笑)
中学校を卒業し、高校や支援学校などへの進学率は97%ほど。
そこからは教育費が大きくかかりだす。
子供が小さい頃、小学生の時、もっと貯めておけば良かった、
と思っても後悔先に立たず。
とくに兄弟がいる場合は要注意で、休むことなく支出が続く感じです。
なので、このことをあらかじめ認識して、早めに手を打っておくことが大切だと思います。
大学まで出してあげたいと思っても、一人の子供でお金が飛ぶようにかかり、
と気づいたときに、二人(2倍)、三人(3倍)とかかっていく、
ここを乗り切れるかどうかは、本当に大切な問題なので、
できれば、
それを見越して、早いうちに貯められるといいと思います。
大学に奨学金をつかって行くかたの話もよく聞きますが、
親の負担が減るようにみえるこの方法も、
本人の返済の終了は40歳代、ということも多く、
今度は自分の子供の教育費と重なっている、という方もいらして、
負の連鎖的になるケースが、今、社会問題としてテレビでもよく取り上げられています。
自分の大学の奨学金の返済もあって、子供に行かせたい学校への進学を諦める、
借金(奨学金)返済のため、自己破産などのケースもあるそうです。
「奨学金」というと聞こえが良いですが、
何に使ったかということを除くと、単純に「借金」。
未成年の子供が突然、「100万円、借金をする」と言うと、
たいていの親は「なにを考えているんだ!」と怒りだしそうなものですが、
「奨学金」と言われると、
400万円、500万円などの借金を多くの若者がしてしまう現実があります。
(1200万円の奨学金を借りて、薬剤師の資格を取るという大学生をテレビ番組で取材して放送しているの見ました。)
以前、NHKクローズアップ現代でも、その話題が取り上げられていました。
(NHKクローズアップ現代のページ。 『2016年6月2日(木)“奨学金破産”の衝撃 若者が… 家族が…』)
たとえ30万円の借金でも、
それを返すのは大変。
それが100万円単位の借金、400万円を、「お金を稼ぐ」ということを覚える前の未成年が借りてしまうのは、危険なのですが、
その危さをまだ借金経験のない子供本人が分かるのは難しく、
自己破産した借金の返済請求が、連帯保証人となっている親に行き、親子で行き詰るということにもなりかねないそうです。
大学を卒業したら正社員、が多かった世の中も、
非正規雇用が増える時代になって、できれば奨学金にあまり頼らず、進学させてあげたい。
子供が大きくなると、被服費、スマホ代、学校の授業料、塾代、部活、友達との付き合い、
交通費、宿泊費、歯の矯正代、全てが大人料金へと切り替わり、
過剰的に、子供を育てるための教育費が大きくかかるようになってきます。
その現実を知って、そのための計画を、子供が小さな頃から立てる。
毎月の予算を決め、その中で生活する術を身に着け、
コツコツと大学に必要な授業費として、子供が小さいうちから、また、
なるべく早くから、貯めておくと良いと思います。
関連記事