家計簿でお金を貯める「クリアファイル 家計簿」。
今は家計簿をつけている私ですが、
(こちらの記事。 『婦人之友 友の会の「家計簿」は、4種類。 それぞれの特徴。 』)
以前は、「家計簿をつけても意味がない」、つけてもお金(収入)が増えるわけじゃないし変わらない、と思っていました。
そう思う方はとても多いようで、家計簿をつけていてない方に理由を聞くと、
そういう答えが多いように思います。
家計簿の大きなメリットは、家計の中身、お金の流れをハッキリと把握できるようになることですが、
家計簿のデメリットは、それを知っても、現実には何も変わらないことがある、ということかもしれません。
「つけてみた、でも、現実には何も変わらない」、この状態になると、家計簿をつける意味がない、
これが家計簿のデメリットの大きなもの。
書いた手間ひまの分、ほぼ時間の無駄、ということになりかねない。
この、デメリットを解決するためには、
お金の流れを記帳し、頭の中で整理される紙の上の家計簿、いわば「机上の空論」を、
いかに現実生活に活かせるか、ということだと思います。
さて、いちのせかつみさんの、「クリアファイル 家計簿」というのがあります。
これ、テレビで放送していたのですが、1年間に50万円貯められるそうです。
(こちらの記事。 『フジテレビ「ノンストップ!」 1年で50万円貯まる方法。 お金の管理、一行家計簿。』)
紙の上の数字でしかない家計簿のなかの金額を、
現実の現金に変えて見せてしまうことがポイント。
目の前にお金があると、これを「使わない」という選択も取りやすく
現実に50万円が貯まりやすい。
チャレンジする方がとても多いそうで、
クリアファイルに入れて、現金を見える化。
やり方はコチラの記事。 『フジテレビ「ノンストップ!」 1年で50万円貯まる方法。 お金の管理、一行家計簿。』にも書いたのですが、
いちのせかつみさん曰く、
「わざわざ苦労して毎月貯金せんでも ある法則を使えば簡単に50万円貯まりますよ」
その、1年間で50万円が貯まる方法は、
1,「本当はいくら使えるのか」を知る
2,「実際にいくら使っているか」を知る
3,毎日のお金はクリアブックで管理
することだそうで、
まず、1,2,
1,「本当はいくら使えるのか」を知る
2,「実際にいくら使っているか」を知る。
いちのせかつみさんのオススメするのは、一行家計簿。
(私は婦人の友社の本格的な?家計簿をつけているので、ここはスルーし、「3,毎日のお金はクリアブックで管理」だけをします。)
大学ノートに日付を入れて、その日使ったお金を、
「食費&日用品」、「おしゃれ」、「趣味」、「外食&交際費」の4項目に分けて記帳。
予算としては、
(カッコの中は、例で手取り30万円の場合の金額。)
「食費&日用品」 17% (50,000円)
「おしゃれ」 3% (10,000円)
「趣味」 2% ( 6,000円)
「外食&交際費」 3% (10,000円)
で、全体の25%。 (合計 86000円)
あとの75%を教育費や住宅ローンに充てるのが良いそうです。
さて、これを表にして一行家計簿。
付けてみると、だいたいこんな感じ。
これ、右側に今残っている「財布の中身」の金額を書いて把握するのがポイントです。
日付 | 支出項目 支出内容 | 食費&日用品 | おしゃれ | 趣味 | 外食&交際費 | その他 | 合計 | 財布の中身 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1ヶ月の予算 | 50,000 | 10,000 | 6,000 | 10,000 | 10,000 | 86,000 | 30,000 | |
1 | スーパー | 2500 | 2500 | 27420 | ||||
2 | 友人とランチ | 1200 | 1200 | 26298 | ||||
3 | 本 | 600 | 600 | 25691 | ||||
4 | スーパー | 2500 | 2500 | 23191 | ||||
5 | スーパー | 2000 | 2000 | 21125 | ||||
6 | デパート | 5000 | 5000 | 10000 | 11108 | |||
7 | スーパー | 3000 | 3000 | 8092 | ||||
8 | (財布に3万円) | 38092 | ||||||
9 | スーパー | 2500 | 2500 | 35586 | ||||
10 | ||||||||
11 | 料理教室 | 2000 | 4000 | 6000 | 29572 |
ここに書いた「支出」を引いても、財布の中身の金額とピッタリにならないことにご注目。(横罫の計算が合わない。)
「主な支出項目の金額」を書くことと、今の「財布の中身の金額」を書くことだけで、
その他の細かい計算はナッシング。
細かい項目を細部まで書き、金額を合わせるのは、
毎日になると負担になり、途中で書かなくなる方も多いので、
ここら辺をアバウトにして、肝(「財布の中身」「4項目の支出金額」)だけおさえて記録しておくことが、この一行家計簿の特徴かも知れません。
一行家計簿で、簡単に家計簿を付けとおし、自分が「どの位使っているか」を知ることが、大切なのだそうです。
さてこれで、自分の予算(「本当に使って良い金額」)、と「実際に使っている金額」を把握できたら、
3,毎日のお金はクリアブックで管理
することで、1年間に無理なく50万円貯めます。
クリアブックは100均などにも売っていますが、こんな感じのファイル。
ビニール袋がたくさん綴ってあるようなファイルですが、
この一ページに付き、一枚ずつ紙を入れていき、それぞれ1日、2日、3日、4日、5日……30日、31日、などと一か月分の日付を書いていきます。
そして、その日に使える金額(予算)を一日分として、その日のページに入れていく。
例えば手取り約30万円なら、
予算86000円÷1ヶ月30日≒約3000円。
一日使える3000円を、クリアファイルの30ページに一ページ3000円ずつ入れていきます。
(実際入れていくと、千円札何枚いるねん、という状態になるので(千円札3枚×31日分など)、ここは、いれたように管理できればいいと思います。)
毎日、その日付のファイルからお金(予算金3000円)を取り出し、
一日の終わりに、お釣りを全て、クリアブックに戻す。
(このお釣りのお金は、実際に必ず入れること。 ここを入れたつもり、にしてしまうと、現実に貯まりません。)
(その日の領収証、レシートなども、クリアブックに入れます。)
このクリアブックに戻したお釣りを、もう、使わない。
このお金に手を付けないことがポイントだそうです。
(机上の家計簿、紙に書いただけになりがちなお金を、実際のものにできる。)
赤字になった日があったら、翌日、翌々日など未来から出し、
過去のお釣りには手をつけないで残します。
1ヶ月経ったら、クリアブックに残ったお釣りを全て、貯金箱の中へ。
これが一年で50万円貯まる方法だそうです。
個人的な感想としては、確かに、クリアブックで管理すると、現実にお金が貯まりやすい。一目で
使えるお金、残っているお金、が分かり、管理しやすい。
ただ、何日かためてしまうと、面倒くさくなりやすいので、注意が必要です。
サボってわからなくなってしまった日があっても、
また、今の「財布の中身」の金額だけ書いて、続けて書けばいいそうです。
(途中をしっかり書き込まなくても、それはそれでOK。)
クリアブックのお金の管理も、途中で分からなくなっても、
とにかく、そこから続けることが大切で、
貯まっていく方法だと思いました。
クリアブックは、とても明確。
「お金」という現物が目の前にクリアにあることによって、
家計簿の金額に現実味がうまれ、とても貯めやすいリアルな家計簿になっているように思います。
お金管理をしたい方、今まで家計簿が続かなかった方に、いいかもしれません。