フジテレビ「ノンストップ!」 1年で50万円貯まる方法。 お金の管理、一行家計簿。
家計簿と言えば、面倒くさくて続かないもの。
家計簿を1年間「つけとおす」なんて言葉があるほど、挫折者続出。
多くの人が一度は挑戦し、多くの人が途中で止める。
それが「家計簿」。(笑)
朝の情報番組「ノンストップ!」で、家計の救済1万人の経験値を持つプロ中のプロ、いちのせかつみさんに無理せず一年間で50万円貯める方法を教えていただいていました。
さすがカリスマは智恵が違う?
聞けば納得、すごいな、と思ったので記事にしたいと思います。
まず、お金を上手に使おうと思ったら、
「自分がいくら使っているのか」を知らなくてはいけません。
これにはどうしても「家計簿」が必要。
いちのせかつみさん曰く、
「わざわざ苦労して毎月貯金せんでも ある法則を使えば簡単に50万円貯まりますよ」
その、1年間で50万円が貯まる方法は、
1,「本当はいくら使えるのか」を知る
2,「実際にいくら使っているか」を知る
3,毎日のお金はクリアブックで管理
することだそうで、
まず、1,2,
1,「本当はいくら使えるのか」を知る
2,「実際にいくら使っているか」を知る。
いちのせかつみさんのオススメするのは、一行家計簿。
大学ノートに日付を入れて、その日使ったお金を、
「食費&日用品」、「おしゃれ」、「趣味」、「外食&交際費」の4項目に分けて記帳。
予算としては、
(カッコの中は、例で手取り30万円の場合の金額。)
「食費&日用品」 17% (50,000円)
「おしゃれ」 3% (10,000円)
「趣味」 2% ( 6,000円)
「外食&交際費」 3% (10,000円)
で、全体の25%。 (合計 86000円)
あとの75%を教育費や住宅ローンに充てるのが良いそうです。
さて、これを表にして一行家計簿。
付けてみると、だいたいこんな感じ。
これ、右側に今残っている「財布の中身」の金額を書いて把握するのがポイントです。
日付 | 支出項目 支出内容 | 食費&日用品 | おしゃれ | 趣味 | 外食&交際費 | その他 | 合計 | 財布の中身 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1ヶ月の予算 | 50,000 | 10,000 | 6,000 | 10,000 | 10,000 | 86,000 | 30,000 | |
1 | スーパー | 2500 | 2500 | 27420 | ||||
2 | 友人とランチ | 1200 | 1200 | 26298 | ||||
3 | 本 | 600 | 600 | 25691 | ||||
4 | スーパー | 2500 | 2500 | 23191 | ||||
5 | スーパー | 2000 | 2000 | 21125 | ||||
6 | デパート | 5000 | 5000 | 10000 | 11108 | |||
7 | スーパー | 3000 | 3000 | 8092 | ||||
8 | (財布に3万円) | 38092 | ||||||
9 | スーパー | 2500 | 2500 | 35586 | ||||
10 | ||||||||
11 | 料理教室 | 2000 | 4000 | 6000 | 29572 |
ここに書いた「支出」を引いても、財布の中身の金額とピッタリにならないことにご注目。(横罫の計算が合わない。)
「主な支出項目の金額」を書くことと、今の「財布の中身の金額」を書くことだけで、
その他の細かい計算はナッシング。
細かい項目を細部まで書き、金額を合わせるのは、
毎日になると負担になり、途中で書かなくなる方も多いので、
ここら辺をアバウトにして、肝(「財布の中身」「4項目の支出金額」)だけおさえて記録しておくことが、この一行家計簿の特徴かも知れません。
考えてみたら、家計簿。
毎日支出するたびに時間を使い、細部にわたって細かく書き、結局毎日続けられずに途中で放棄。
自分が1ヶ月全体でいくら使ったか、さえ分からなかった。
ということになりがちなので、とにかくざっくりでも付け通し、1ヶ月いくら使ったか分かる、
ということができれば、大まかな「家計簿」の目的を満たしているので、いいと思います。
一行家計簿で、簡単に家計簿を付けとおし、自分が「どの位使っているか」を知ることが、大切なのだそうです。
さてこれで、自分の予算(「本当に使って良い金額」)、と「実際に使っている金額」を把握できたら、
3,毎日のお金はクリアブックで管理
することで、1年間に無理なく50万円貯めます。
クリアブックは100均などにも売っていますが、こんな感じのファイル。
この一ページに付き、一枚ずつ紙を入れていき、それぞれ1日、2日、3日、4日、5日…、などと日付を書いていきます。
そして、その日に使える金額(予算)を一日分として、その日のページに入れていく。
例えば手取り約30万円なら、
予算86000円÷1ヶ月30日≒約3000円。
一日使える3000円を、クリアファイルの30ページに一ページ3000円ずつ入れていきます。
毎日、その日付のファイルからお金(予算金3000円)を取り出し、
一日の終わりに、お釣りを全て、クリアブックに戻す。
(その日の領収証、レシートなども、クリアブックに入れます。)
このクリアブックに戻したお釣りを、もう、使わない。
このお金に手を付けないことがポイントだそうです。
1ヶ月経ったら、クリアブックに残ったお釣りを全て、貯金箱の中へ。
これが一年で50万円貯まる方法です。
個人的な感想としては、確かに、クリアブックで管理すると、一目で明確に、
使えるお金、残っているお金、が分かり、管理しやすい。
一行家計簿も、付けやすくて挫折しにくく、いいと思います。
だいたい、家計簿の挫折原因は、スーパーでのお買い物を振り分けたりして面倒くさいこと。
レシートを貯めてしまうと、もう面倒くさくなり訳が分からなくなります。
これを、「食費&日用品」と一項目にまとめ、スーパーでもらったレシートの金額を、ただそのまま書けば良いだけにしたこと、
それで支出した金額と残っている金額の明細をはっきり合わせなくても、財布の中身だけ書けばいいこと、
(横罫の計算をあわせなくてもいい)
が、続けやすいと思いました。
サボってわからなくなってしまった日があっても、
また、今の「財布の中身」の金額だけ書いて、続けて書けばいいそうです。
(途中をしっかり書き込まなくても、それはそれでOK。)
私個人的には、「財布の中身」の残金だけではなく、「その日にいくら使ったか」、という金額を書く欄を増やすと、分かり易い気がしました。
(私の個人的好みで。)
クリアブックは、とても明確。
お金管理をしたい方、今まで家計簿が続かなかった方に、いいかもしれません。
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