家計簿をつける意味。 必要な時に、魔法のように使えるお金が出てくる、それが家計簿。
家計簿、つけ始めても家計簿つけが続かない。
(私も以前、そうでした。)
これは多分、書き方が明確でなかったこと(知らなかったこと)と、
つける意味が分からなかったこと。
家計簿、つけても、使えるお金が増えるわけじゃないし、と思っていました。
そんな私も家計簿に目覚めたら、しっかり続いています。
で、家計簿最大のメリット。
必要な時にお金が、「出てくる」ようになること。と、
(「好きなところに使えるお金」が増えることと、)
なんとなく、「お金足りるかな」てきな漠然とした将来の不安に対して、白黒つけ、
現実的な対策が練れること。
仕組みはこうです。
家計簿つけは、自分のお金が何に使われているか明確にする作業。
記録として残るので、毎月自分が何にいくら使っているかが分かります。
で確かに、家計簿をつけたからと言って、収入は増えません。
つけていても、無理して節約したくないし、苦しいの嫌だし、我慢できないし、
というのは、私も感じるところで、
(わがまま? (笑))
つけたからと言って、普段節約できるものでもない。
ところが、
例えば、子供が成長して、「大学に行きたい」と言い出す、
塾に行きたい、留学したい、バレエを習いたい、でもなんでもいいのですが、
人生には、お金をもっと使いたい、と強く思う瞬間が訪れる。
学校通うために月10万円以上(下宿したり、教育費って高額!)、
周りの子供たちが進学する中、自分の子どもに通わせてあげたくても、
そのお金、どうやって捻出しよう、とか、思うわけです。
この瞬間、「家計簿」が活きます。
節約できていなくても、ただ書いているだけでも、ただ記録しているだけでお金を浮かせられてはいない家計簿でも、
つけている人は知っているんです、
自分が何にいくら使っているかを。
いくら数字に弱くても、つけ続けていると分かるんです、
お菓子食べ過ぎだな、とか、コーヒー飲み過ぎだな、とか、
お酒に月いくら使っているとか。
ただ知っているだけのことが、切羽詰まると現実に動く、
会社で食べるランチをお弁当にすると月1万円捻出、
お菓子を控えて、月3,000円捻出、
缶コーヒーやめて、水筒にコーヒーを持っていったら、月3,000円捻出、
保険を掛け替えて、月5,000円捻出、
自動車保険を安くして、月1,000円捻出、
いつも持っていく差し入れを止めて、月2,000円捻出、
美容室に行く時期を延ばしていくら、
自分の習い事を止めていくら…、
「全部で何万円なら学費に払える」と、計算していける。
「自分がお金をかけたいこと」と、贅沢したい(節約はイヤ)という気持ちと、を天秤にかけて、
本当にお金をかけたいことにお金を使えるようになる。
本当に魔法のようにお金って、意外に捻出できるようになります。
ピンチになればなるほど活きてくる、それが家計簿。
ただしこれ、「自分が本当にお金をかけたいことに」ということ。
節約できる人は多いですが、
出来ない人も多い。
余裕のある時の節約って、結構難しいです。
でも、お金を使いたいなと思った時に、自分のお金を使いたいところに、お金を回すことは、逆にみんながしてしまうことだと思います。
もうこうなると、「なぜ、今まで節約できなかったのか? 前から貯めておけば…」という気持ちになるのですが、後悔先に立たず。
なんとなく、目的のない節約って、好きでないとできないかも。
というか、家計を把握していないのに節約ってモチベーションがつかないので、
やっぱり、
「いくら貯まってる…」と通帳の数字をみて、ほくそ笑む。
という楽しみ(モチベーション)が必要。(笑)
本当にお金が欲しくなったとき、打ち出の小づちのように湧き出てくる、
それが家計簿かもしれないと思います。