料理の労働を「貯める」。 時間のある時の自分が、 時間に余裕のない、忙しい時の自分を助ける。
「お金」は、労働の対価を「貯めて」おける、優秀なツールで、
若いころ働いた「労働の対価」を「お金」にして貯めておけることで、老後を安心して暮らせます。
これができないと、「今働いた分」を貯めておけずに、「すぐ使う」ことしかできず、大変だと思います。
老後が心配だからそろそろ貯めておかなければ、と思うのは、
若く元気いっぱいの頃を過ぎてきたからか、
もしかして、お腹がすいているのか? 私、
と思うのですが、(笑)
(お腹がすくと不安になりやすい。(笑))
今ある時間も、お金も、労働も、少しでも貯めて、次へ繰り回すことができると、
後がグンと楽になります。
さて、毎日の食事の支度でも、それは同じようにあり、
これは、労働と時間の貯金、という感じですが、
食事の支度を大変にするのは、食事の準備の労働がなかなか「貯められない」こと。
「今した労働」(食事の用意)を、すぐ使ってしまい(食べる)、
また次の食事が近づくと、一から全て作る、ということを繰り返すと、
炊事は一日三度、休むことなく、「その時間に」一定の労働量を常にし続けなければならないことになり、それが重荷になったりします。
そしてお惣菜や外食にする気持ちはよく分かりますし、それにお金がかかって家計圧迫、という、良くない循環もありがちだと思います。
これを解決する方法の一つが、「作りおき、や、まとめ料理、冷凍」などの家事の繰り回し。
各ご家庭でいろいろなアイデアはあるのだと思うのですが、
人とはあまり共有せず、意外と詳しく知られていないことも多いようです。
(自分が出来ていれば、人に詳しく教える必要はないですし、書くのも手間。)
ただ、どんなアイデアでも、人それぞれが持ち寄れば、それを知らない方もいて、
誰かの役に立つような気がします。
書店でも、「作りおき」の本がたくさんでていました。
私の記事 『冷凍野菜で時短のお味噌汁。』にも書いたのですが、
まとめて一度、野菜を切って冷凍しておくだけで、すごく楽な時短。
時間のある時の私が、
時間に余裕のない、忙しい時の私を助ける感じです。
今日、玉ネギを切るなら、
多めに切って、フリーザーバックに入れておくだけで、
お味噌汁も、炒め野菜も、カレーもシチューもあっという間に出来る、
魔法の種をまいたようなもの。
キノコも安いときに多めに買って、石づきを取って手でちぎり、冷凍しておけば、栄養も旨味もアップする上、お値段的にもお得で、
冷凍庫からそのまま、好きな量をポンと鍋に入れて料理ができ、
忙しい時の自分を救います。
から揚げをあげた日には、少しラップに包んで冷凍しておくと、
チンするだけの作りおき。
生姜焼きも、「生姜とニンニク、酒、醤油」などのタレに、お肉を倍量つけておき、
半分焼いて今日のおかずに。
半分は冷凍しておくと、
次回は手間もなく、ただ焼くだけで、美味しい生姜焼き、の完成。
今日の数分が、忙しい時の自分を助ける。
そう心に思うだけで、同じような手まで料理をラクに出来るようになる。
そういう簡単な冷凍や作りおきの本、書店にたくさん並んでいました。