「魔法使いの台所」婦人之友社。 食生活、何をどれくらい食べたらいいのか? 目安の分量。
何をどれくらい食べたらいいのか? は、色々なところでそれぞれの基準を出しているので正解もまたそれぞれ、といったところなのですが、
私は、主婦の友の会の家事家計講習会で聞いた、食品の目安量がとても分かり易かったです。
栄養学の知識もなく、そもそもその基準なしに、食生活を考えるところに無理があったのかもしれないのですが、
なかなか、分かりやすく明確に載った本を見つけられませんでした。
友の会では、例えば成人女子なら、
肉、魚は一日 200g
野菜 400g(青菜60g 芋50g 海藻を含む)
などと、乳製品、豆製品、卵、果物、穀類、油脂、砂糖、とそれぞれの一日に摂取する目安の量が書かれていて、
さらに年齢、性別で違うところの量まで明記されています。
この本にも載っていました。
(1990年初版の古い本で、昭和の香り満載ですが、ロングセラーで、今も売られています。)
これで一週間分の我が家の摂取必要量の目安を知り、
例えば一週間で食べるジャガイモを買ってまとめて洗い、かごなどに入れてそれを使い切るようにすると良いそうです。
カロリーで書いてあったりするところも多いのですが、
現実に実践しようとするとなかなか難しいので、
友の会さんのグラム数を参考にして、自分で一度実践してみると、
そのグラム数が、ジャガイモこれぐらい、野菜これぐらいだな…、などと視覚的に分かるようになり、
実践しやすいと思いました。
(グラム数を一度計って、あとは目分量で、わが家に必要な量は、野菜一人につき両手一杯分だなとか、このカゴ一杯分だな、と覚えておくとラクです。)
また、一週間で把握するというのも、とても便利で、
一週間分をカゴに入れておき、それを使い切るように食べる、というのは、
私にとって目からウロコ。
けっこう感激しました。
(ただ、子供がいると、つい子供に多くあげ過ぎてしまい、自分が少なく…。
我が家だけかもしれませんが、私にとって「自然にできてしまうダイエット」と言えなくもない状態なのが気になります。(笑))
食事摂取基準は、分かっていると本当に便利。
個人の体質や年齢、病気などもあるので、そこには個々の配慮が必要で気をつけなければいけませんが、
健康で、食べてみて問題なければ、書いてあることを参考にしてみると、
偏らない豊かな食生活になり、栄養も基準に近づいたバランスの良い食事が作りやすいように思いました。