『プロカウンセラーの 聞く技術 話す技術』 マルコ社。 人とどう接すればいいのか? どう声がけすればいいのか? が「具体的」に分かる本。
多くの人には、人間関係は「経験」という思いがあり、
自分の人間関係が悪くなると、他のところでなるべく人と接して人間関係の練習?を積もうとしたり、
どこかに出掛けて行って人と接してその経験から人間関係を学ぼうとしますが、
もしかしたら、それは少し違う(人間関係を良くする学習としては効果が薄い)のかもしれません。
人間関係は「学習」で、「知識」を身に着けることで上手くいく(円滑に運ぶ)ようになるという部分も大きいのかも。
で、最近読んだこの本。
そのスキルが載っていました。
他人と、どの位置で向き合って、どんな聞き方をすればいいのか?
相手は、話す人の何に不快さを感じているのか? 等、
具体的に書いていて、
今まで励まそうと話すと、逆に相手を怒らせてしまったりとか、
気持ちよさそうに話していた相手が、早々に話を切り上げ、もう二度と相談してくれなくなったりしたのは、なぜなのか? とか、
(そんな経験あるほうが少数派?(笑) まれにみる? カウンセリング下手、だったかも。(笑))
今まで聞き下手だったり、話し下手だったりした人にも光明が見えるかもしれません。
とくに相手と向き合って、相談を受けたり、
商談をしたり、聞き上手なお母さんになりたい人には、
役立つ知識。
人から人間関係が悪いという相談を受けることがありますが、
その場で話す内容も、的確なアドバイスをしようとして、失敗していたのかも。
ただ自分の感覚で聞いたり、励ましたり、ということばかりでした。
でも、この本を読むと、
「そもそも相手(相談者)は、私に的確なアドバイスをしてほしかったわけじゃない」という、
衝撃の事実がわかったり、(笑)
(ただ、共感して欲しかっただけ)
私がアドバイスするより、この本を渡して読むのを勧めたほうが、
相談者の人間関係は改善した気がする。
(自分で言っちゃうのもなんですが(笑))
人間関係は、なるべく多くの人と接して、関係性を学んでいくことで、
人と人との間が円滑になるように上手く付き合うコツを覚えていくようにも思いますが、
やはり、本で学ぶ知識は大切、で有効。
人と人との関係を円滑にする知識が書かれている、実のある本だと思いました。