ズボラ主婦卒業(片づけ)ノウハウ、を考える。
自分をズボラさんと思う方は、「家事のやる気をだそう」、と思う前に、
「これをするのは止めよう」、ということを決めるといいかもしれません。
1,テレビを止める
2,パソコンやゲームなど時間の取られているモノを止める。
3,食卓椅子以外に座らない
とにかく、家事時間を減らす要因を考えて、
(家事が終わるまで止めるということでもOK)
この階段を一つずつ、上がる。
それが出来たら、次は、モノと収納の関係について見直していく(次の段階に進む)、という感じ。
主婦の実力(ズボラかマメか)は、同じ人でも、変化があり、
ズボラさんでも家事がこなせるぐらい、モノと収納場所のバランスを整え、カンタンに片づくようにしておけば、
自分はマメではなく、正真正銘のズボラだ!と自信を持っていた人も、
コロッとマメに変わる。
人は出来る、と思ったとき動けるようになり、
出来ない、と思ったときに、それでも動くのはとてもエネルギーのいる作業なのだそうです。
今日数ページを読んでおけば、明日のテストはトップを取れる、と思う成績のいい人は、
夜遅くなっても、教科書のココを読んでおこう、などと思える。
やってもどうせダメだと思っていたら、読まずにそのまま眠ってしまうという人が多いです。
ズボラを卒業したいと思っている人で、それでも卒業できない方の最終原因は、
「私には無理だ」と思い込んでいること、
自信が無いことが大きいのかもしれません。
できる、と確信したときは、びっくりするぐらいコロッと、ある日突然のように、できる主婦の階段を上がれるように変われるものなのかも。
つまり人は、どの方向を向いて歩きだすか、ということなのだと思うのですが、
できる自信がないために、できる気がしない、という方向に向けて歩き出す、
のではなく、
できるかもしれない、と思って、「一つでも二つでも片づけだす」ことが、
現実にできる主婦への階段を歩き始める第一歩。
その気持ち一つが、片づけ上手さんへの道なのだと思います。
収納場所と、モノのバランスが悪くて、
「片づけるのに必要なエネルギーの負担」が大きく、
テレビやパソコンに「取られてしまう時間の負担」が大きく、
(片づけするよりテレビを見ていたい。だから片づけを今、したくない。)
一度座ってしまったところから、立ち上がることの負担。
それを、日に何度も繰り返さなければ家事が出来ない、という、
「行動の負担」が大きいと、人はズボラになりやすい。
(動きたくない。)
一つ一つはたいした負担じゃないように見えて、重なっている、
ということが多くの人のケースで見られるように思います。
そういう原因、マインドの持ち方やノウハウが分かれば、
今、自分は「ズボラな性格なので動けないんだ」と信じる人も、
そうではなかったと、思う日が来るのではないかと思います。
片づけの本を読みあさっても片づかないのは、
まず、動けない原因(コタツ座り、テレビ、パソコンなど)に縛られていたからで、その他に、狭い収納場所に対してモノがありすぎた。
複数要因が重なって動けなかったのだと思います。
片づけたいと思う人は、ノウハウで、多くの人が出来る。
自称ズボラさんには、私に家事は無理、と思い込む人が多いようですが、
でも、本当に無理なのか、
自分の中にある力に、自分で気づいていないだけではないか、
大切なのは、本当は自分の中にある力に目覚めることなのかも。
齋藤孝先生(よくテレビのコメンテーターなどで出演されている明治大学教授)の「段取り力」という本。
(こちらの記事。 『『段取り力』 齋藤孝著。 「うまくいく人」はここがちがう。』)
その中で、教育とは一つ一つを一から教えていく作業のように思われるかもしれないが、実はそうではない。
大切なのは自分の中にすでにある能力に気づいて活かせるようになること。
「段取り」など、自分は取れないと思っているかもしれないが、
実は誰でも何かしら、「あれは上手くいった」という経験があるはず。
つまり「段取り力」をつけるということは、自分がもともと持っている段取りの力に目覚めて、それに当てはめて考えられるようになること。
というような内容があるのですが、
片づけたいと思っている人が、
もし、「実はできる」本当の自分に目覚めることができたら、
きっとズボラは卒業できる。
(齋藤先生の部屋は片づいていないそうで、あくまでも「片づけたい」と思うこと前提。(笑))
そう思います。