時間。 無い物を、「なんとかしよう」という感覚。
「あればあるだけ使う」。
これが普通にしてしまいがちな、時間の特徴。
千葉大学の一川誠先生の著書「図解 すごい!「仕事の時間」術: 1日24時間を「もっと濃く」使う方法 」に書いてあったのですが、
広い面積の器に水を入れると、水は面積を満たしてからカサが上がってきます。
反対に狭い器に水を入れると、水のカサは、少量でも高い位置にきます。
この状態にたとえられるのですが、時間も、なければ短時間で済ませる。
(遅刻寸前で家を飛び出す時、あっという間に着替えて準備を済ませて出かける)
時間があれば、「時間は、自分の使える時間を、すべて満たすように広がる」のだそうです。
(あんなに時間があったのに、と思うほど流ちょうに時間を使ってしまい、最後はギリギリ間に合う、など。)
夏休みを思い出してみると、
本当はすぐに終わるかもしれない宿題でも、
終わらせるまでに一か月以上をかけた、ということも多いかと思います。
早く終わらせていれば、みんなから「すごいね」と褒められ、
母からも「遊んでいいよ」と言われ、成績も上げることができる…。
一石四鳥ぐらいあると分かっていながら、それをしなかったり。
自然界にはきっと、流されないほうがいい法則のようなものもあって、
時間にも、「あればあるだけ使う」の法則が存在するようですが、
流されずに意志でせき止めたほうが良さそうです。
まず、「仕切りを作る」ということを意識してみるのがいいかも知れません。
時間には、必ず「締め切り」が必要で、「その時間までに終わらす」ということを意識する。
そうすると、「あればあるだけ使う」という時間の法則は変わりませが、その法則を利用して、
「締め切り間際にバタバタ多くのお仕事が出来る」。
人が時間をどのように使ってしまう傾向があるのか、
また、自分がしてしまいがちな時間の法則を知り、特性を活かす考え方ができれば、
人生の時間をもう少し、自分の思うとおりに使えそうです。
まずは、時間に締め切り(仕切り)を作ってみる。
その中で終わらせる。
時間を有効に使うには、そうしようとする感覚が大切とのこと。
仕事は最初に「終わりの時間を決める」と、早く進むと同時に、クオリティの高いものにもなるそうですが、こちらの本にも時間の使い方が書いてありました。
「平成の名経営者100人」に選ばれたトリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社 元代表取締社長、吉越事務所代表の吉越浩一郎さんの著著。
「すべての仕事に「締切日」を入れよ」とのことです。