家計簿は、挫折しない方法を考える。
家計簿をつけ始めて、途中で止める方は多くいます。
どのくらい多いか統計までは分かりませんが、多分、非常に多い。
いえ…、別に、私がそうだったから、みんなを巻き込んでいるわけじゃないですが。（笑）
ま、よくあることだと思います。
さて、なぜ挫折するか。
これはもう完全に自己分析ですが、
大変だからです。
毎日「つける」だけでも面倒なのに、
さらに、細かい。
数字が合わないとダメ。
みたいに続く。
一日つけないと、その分をつけるまでたまり続ける、というのもキツイところ。
つまり、お金を使う限り「休みがない」。
せめて休憩が欲しい。（笑）
で、休憩したとたんに、その分が溜まるので、仕事量が増え、大変になり、
さらに、金額も合いづらくなり、分からなくなり、面倒くさくなり、
止める。
思い立って始め、休憩して止め、
思い立って始め、休憩のつもりで止める。
一応、つけて把握したい気持ちはあるので始めますが、大変すぎて止める繰り返しです。
で、そんなことを繰り返した後、
自分がつけられる方法を考えました。
まず、家計簿は段階があると思います。
一番楽な段階。
ウチにその月、いくらの収入があり、いくら支出したか。
もうそこさえ、分かればいい。
（あくまで、ウチレベルですが。（笑））
そこだけをつける。
もう少し詳しくするなら、次の段階としては、覚えておきたい主なものだけつける、とか、
店ごとの金額をつける
（スーパー、100均、コンビニ、ガソリンスタンド、病院、など）、とか、
細かい費目は無視し、大ざっぱに把握。
（いちのせかつみさんの一行家計簿という手もあります。 『フジテレビ「ノンストップ！」 1年で50万円貯まる方法。 お金の管理、一行家計簿。』）
私の思う一番簡単なやり方は、月始めに例えば10万円財布に入れ、月末までに減った金額で、
現金の支出を把握。
この際、問題は、カード払いや銀行の引き落としですが、
都度つけようとすると挫折するので、「その月に引き落とされた分」で把握。
現金の支出と、銀行の引き落としの金額を合わせて、
ひと月の支出額を把握。
あとは、収入額を把握すると、ひと月の収入と支出のバランスが分かります。
レシートは、一枚の封筒にひと月分をまとめて入れておき、
「気になった時」に、大まかな支出先をそこから把握します。
つまり、ここが問題だ、ここが知りたい、と「思う前」につけておくのではなく、
まず、全体の収入と支出を把握して、「問題だな」とか「改善したいな」という気持ちになってから、
それを明確にしていく。
家計簿がつづかない本当の理由は、「転ばぬ先の杖」であること。
そもそも「つけなくてもいい」と思っているから続きませんでした。
困っていない段階で、つけようとして続かないのですが、
「これを知りたい」と思ってからつけるのは、違います。
自分がつけたいと思えば、その部分はつけます。
自分の段階に合わせて、つけたいと思う段階からつけていくのがいいかも知れません。
