「置きやすい場所」を「置きやすい所」に、あえて作っておく
いろいろなラク家事があると思いますが、私の考えるラクな家事は、
人の行動や家事の動線を考えたり、
家電やモノを使って人の手間を省いたり、
少しでも家事をする人がラクにこなせ、自分のしたいこと、すべきことに人生の時間を費やすことができるように、
また、そういう時間を作っても、なるべくキレイに整った生活が楽に出来るようにと考えるものです。
目の前にゴミとゴミ箱があれば、つかんですぐキレイにできますが、
片づけるものが多かったり、ゴミ箱がずっと遠くにあったりすると、それだけのことで、一気にキレイになる確率が減る。
人は意外に、しやすいことをするものだと思います。
キッズルームに、スイッチを置いてみたら、
たいていの子供は、押す。
濡れた雑巾を持っているときに、落ちやすい目立つ汚れを見つけたら、
思わず拭いてしまうのは、ズボラさんも同じです。
要はそういう仕組みを作っておくかどうか。
モノは、「置きやすい場所」を「置きやすい所」に、あえて作っておくことがいいかもしれません。
例えば、我が家は2列の白いディスプレーラックが居間にさりげなくある形。
(家に作り付け、段の高さが変えられる白い木製。)
(部屋の壁と同色だとよく馴染みます。 白系はホコリが目立ちません。(笑))
これが居間に入ってきたところ、出入りの際に一番手の届きやすそうな場所にさりげなくあるのですが、
大抵のモノをココに置くため、他が散らかりません。
不都合な事実を無いことにしてしまわず、
「そこで荷物が出る」ということを、最初から想定して、置くスペースを作っておけば、人は、置きやすい所におきやすい。
携帯電話や時計、鍵、日々の小物や、バッグなど、
小物類は大きさに合わせてお洒落なカゴでも置いておけば、そのまま入れても取り出しやすく楽。
段の高さが変えられるタイプのものを選んで、スペースを広めに取っておけば、かなり何でも入ります。
この棚に置いたモノを、便利便利でしまい忘れにしない工夫は、
あえて、両面の空いているものを使うこと。
置きやすく、ずっとそのままは置いておきにくい。
部屋も広く見せられ、なくしものも減ります。
これを扉のある、戸棚にしてしまうと、
仮置きにならず、
ずっと置いてある予感満載ですが、
(私だけ?(笑))
あえて、全て見えるようにしておくことで、
モノが見つかりにくいこともなく、仮置きスペースのまま、
置かれているモノにいい緊張感がでます。
「ディスプレーラック」の本来の目的通り、所々のマスはきちんとディスプレーしておくと、
なんとなく、ちゃんとしている感もでます。
私も進化系で、工夫も変わっていきますが、
今の我が家の工夫もなかなか良いと思います。