具だくさんのお味噌汁。 『一汁一菜でよいという提案』土井善晴 著。
毎日何を食べるかは、健康にとても大切ですが、
現実に、何を食べれば健康で、元氣いっぱい、幸せに暮らせるのか? は、
今いち分かりづらく、
医学博士の先生方の本でも、「朝食をしっかり食べよう」と書いてあるものもあれば、「朝食をジュース程度で」と書いているなど分かれたり、
「玄米菜食」から「肉をしっかり食べよう」と、意見がバラバラ。
本気で向き合えばあうほど、迷ってしまいます。
医学博士の先生でも意見の分かれることを、普通の主婦が完ぺきにするのは大変。
でも家族は毎日ゴハンを食べるわけで、そこには体に良い栄養がきっと存在する。
なので私は、なるべく偏らず、文部科学省の勧める「早寝早起き朝ごはん」てきな、王道っぽい食事と、肉や魚介類、大豆や海藻、野菜と果物、牛乳や味噌というようなオーソドックスな食事で、
とにかく栄養のもれがないようにと気をつける感じ。
もうこうなると、『体に「良さげ」な食事』というような、感じですが、
(昔、森口博子さんのバラエティー番組コントからでた『使えそうな英語』という本。
一つ目の英単語は「春生」(はるお)。 「Hello」のことでした。(笑)
なぜかその単語?だけが忘れられない。 ちなみに私、その本買いました。(笑))
日本全国津々浦々、統一した「このように食事をとりなさい」という内容が決まっていない以上、
(それぞれにいうことが違う)
普通の主婦(私)としては、
体に良い油に気をつけ、和食を多めに、野菜は大切、ヒジキもよさげ、大豆は必須、味噌は基本、と、テレビや管理栄養士さんのお話てきな、スポットでランダムに入る知識を繋ぎ合わせて毎日の食事を作る。
水分も適度に取れるように、塩分にも気をつけ…、と、とにかく健康に気をつける感じです。
そんなふうに迷いすぎて疲れていたとき、
本屋さんで、土井善晴先生の本を見つけました。
ご飯に「お味噌汁」と「香の物」だけ、というスタイルの本なのですが、
具だくさん味噌汁、この一杯の中に、滋養が詰まっている感じ。
もし、毎日の献立に困っていたり、
イライラしたり、栄養が行き届いていないと感じていたら、
まず一杯のお味噌汁から。
誰でも手軽に作れて、体に優しく、そして日本人のソウルフード、本当に力になる食べ物。
栄養も染み渡るように行き届く感じ。
豆腐、野菜、海藻、油揚げの入った定番のお味噌汁は、我が家でも人気ですが、
もし献立に困ったり、疲れたりしたら、その一杯だけでいいのかも、と安心できた本。
一汁一菜には出来なくても、
普段の料理の中に、このお味噌汁さえあれば、
滋養がいきわたる感じがして安心。
無理せず毎日、家族の身体にも、お母さんの心にも優しい生活ができるように感じました。