自分が本当に縛られず、ズバリ、したいことが出来る人生を送るために、「期限」を作る。 不自由は自由
人生を有意義に、時間を有効に使う方法、やりたいことをしっかりこなせる生き方をするには、「締め切り」をもうけることだそうです。
アップル社共同設立者の一人、故スティーブ・ジョブズさんの言葉、
『もし、今日が人生最後だとしたら、今日やることは本当にやりたいことだろうか』
『あなたが死を意識することが、失うことを恐れない、最良の方法なのです。あなたたちは既にありのままなのです。思うままに行動しない理由はないのです』
米スタンフォード大学での名スピーチの一節ですが、
そう毎日自分に問いかけて生きると、有意義な人生が過ごせそうです。
スーパー主婦。時間の達人、友の会の井田典子さんも、「今に集中して」生きることが大切とおっしゃっていました。
あれが心配、これが心配と思っても、
「今」何が出来るか、と考えると、
無駄な神経のすり減らしをしなくて済む。
あれもこれも、と今何も出来ない未来の心配事を引き寄せても、解決しない。
先日の記事 『精神的に辛いときは、自分の中の「ダースベーダー」を見つける。 心配事の9割は起こらない。』で、
人の心配事の大半は、現実に起こっていること、というより、
「起こるような気がする予感」だと書いたのですが、
それだけでなく、
「今」考えてもどうしようもないことを、今の頭の中に引き寄せ、堂々めぐりのように考え続けることにも問題があったのだ、と教えてもらいました。
「今」、この時に出来ること、にだけ集中すること。
これが時間を有効に使う方法であり、本当に自分のしたいことを見つける方法であり、
ストレスに煩わされず、幸せに生きる方法でもあるかも知れません。
「今日が人生最後の日」と考えるのも良いですし、
例えばそこまでストイックでなくても、
何月に入ったら働き始める、とか、予定がたくさん入ってくる、とか、
私に時間があるのは、何月まで、
といった、何時までに今ある問題を全て終わらせておこう、という締め切りを儲けると、
がぜん焦り出す。 今までのんびり構えてしなかった作業を、さっそく始める自分に気が付きます。
とにかく、タイムアップになる前に、片づけておきたい仕事があることに気づき、
時間を取れなくなる前に、しておこうとすることで、
スケジュールは、一杯になります。
このサイトもそうですが、毎日記事を書ける、と思うと更新はのんびりになり、
この期間までに限ってサイトを作ろう、ぐらいに思うと、更新は早まります(笑)。
やはり人間は、何かに縛られないと、ゆるくのんびりした時間を湯水のように使ってしまう性質をもっていて、
あえて枠をもうけることによって、密度濃く、有意義に過ごすことができるようです。
本当にやりたいことを後回しにする。
それが結局自分を苦しめたりするのですが、
枠をあえて設けなければ、そのユルイ開放感に、流されてしまう。
今日が人生最後の日、
本当にそう思うと、自分の取る行動は、テキパキとなり、
そして、ズバリしたいことをするようになる。
遠回り、後回し、ゆるくなんとなく、が無くなり、
本当に有意義な人生が過ごせるかも知れません。