心が重いとき、軽くスッキリしたいと思ったら、「捨てる」。 片づけに「捨てる」は、効果的。
片づけに、「捨てる」は、効果的です。
これが、気持ちにも大きく影響する効果です。
物を捨てているはずなのに、心も軽くなり、作業がはかどります。
以前の私は、「捨てる」ことに抵抗がありました。
そんなことして勿体ない、罰が当たる…、みたいな道徳的な気持ちとか、
大切な資源、自分にいただいた物…、みたいな感覚、
後で必要になるかも…、という思い、
今の私にも「捨てる」ことに抵抗がないと言えばウソになりますが、むしろ、
自分が物を手放さずに持ち続けていることで、
その物のもつ価値や輝きを失わせたり、
自分のエネルギーと能力と自信をそいでしまっている、
「ただ物を持ち続ける」ということが、物を大切にしていることでも、それを活かしていることでもない。
と、考えるになりました。
本当に大切な物や必要な物を捨てるというのではなく、
物と向き合って、その物が本当に大切で、必要な物なのか、
見極める作業が必要。
そう思った背景には、やはり片づけ本の影響が大きいです。
モノと向き合い、そのモノに「ときめくか、ときめかないか」という見極めで、本当に大切なモノを残し、ときめかないモノを捨てていく近藤麻理恵(こんまり)さんの本。
片づけ本は目に付くと購入、という感じでずいぶん買いました。
こんまりさんの本も、一冊だけでなく、
と、次々に購入。
お陰で多くのモノが捨てられましたし、「捨てる」ということが分かりました。
この本だけですぐリバウンド無しの片づけが出来たか、と言われると、
正直、私自身、本のとおり実践しきれず、
捨てるだけで、リバウンド無しの片づけは出来ませんでした。
(本の通り実践できなかった私が問題なので、本が悪いわけではありません。)
(この本を読んだ時点で、「捨てる」の次の段階。
モノを整理する行動力、仕切ってモノの置き場、スペースを作り、使ったモノを元に戻すという習慣が私に無さ過ぎでした。)
ただ、モノを捨てる、ということがよく分かり、
私の一番モノを捨てられた本で、
私の片づけの基礎の一つになった本だと思います。
人生や生活に不要なモノを見極め、それを断つ(捨てる)ことで、
モノへの執着心を断ち(捨て)、身の回りもキレイになり、かつ心のストレスからも解放される、とする、
やましたひでこさんの断捨離。
こんまりさんも、やましたひでこさんも、
本当に自分にとって必要なモノは何なのか、
どのように生きていくのか、という人生の生き方を問いかけ、
その答えを形として実践できるような捨て方の本だと思います。
モノと向き合うということは、自分の心と向き合うことに繋がります。
モノが自分の心に及ぼしている影響が、とても大きなものだということに、多くのモノを捨てると気が付きます。
なんとなく、ものすごく厚くて多い髪の毛を、美容室ですいてもらって、すごく自然に扱いやすくスッキリした、みたいな感覚と少し似ている気がします。
片づけの一歩として、モノと向き合う。
「捨てる」を学んでみるのもいいと思います。