『中学入試 計算名人 免許皆伝』。 魔法の計算方法集。
算数の計算を簡単にできる方法を習いました。
二ケタ×11の計算。
例えば「11×12」の場合、「12」の1と2の間に、1と2を足した数字(3)をはさむ。 これが答え。
11×12=132
11×13=143 (11と掛ける数字「13」の、1と3の間に1+3つまり「4」をはさむ)
11×14=154 (11と掛ける数字「14」の、1と4の間に1+4つまり「5」をはさむ)
11×15=165 (11と掛ける数字「15」の、1と5の間に1+5つまり「6」をはさむ)
……、こんな感じ。
それから下一桁が5同士の二ケタの掛け算もカンタン。
まず、下一桁が2同士の二ケタ同士のかけ算である、というだけで、答えの下二ケタは25。 これが確定。
それに例えば、35×35なら、35の十の位の数字(3)に、1を足した数字(4)を掛ける。(3×4=12)
この数字を下二ケタの25の上の位につけます。
「1225」 これが答え。
(35×35の答えは、最初に下二ケタの25を書き、その上の位に、十の位の数字(3)と、十の位に1足した数字(4)を掛ける(3×4=12)。 合わせて書くと「1225」)
例えば 45×45なら、2025。
55×55は、3025。
おぉ! 知らなかった。(笑)
聞くところによると、算数が得意な人はあまり筆算しない。
例えば、1/2と0.5、1/4は0.25と分かるように、パッと見ただけで、
1/25は0.2、 2、4、6、8…だから、
2/25は0.4
3/25は0.6
4/25は0.8
……、
と、瞬時に変換している。
計算するの時の数字の感覚、それがどれ位の量であるかのイメージが、掴めているのだそうです。
これを聞き、へぇ~、と思った私。
こんな感じで、本当に計算が出来るようになる方法はないか、
あっという間に正確に計算出来たら、きっと楽しい。
そんな方法を知りたい、と思っていたときに出会えたのが、
『中学入試計算名人免許皆伝―計算問題が速く確実に解けるようになる本 』
ベストセラー本 『下剋上受験』 に載っていました。
これがもう、魔法の一冊。
小学校の算数に、計算は必須。
というか、算数なんだから計算が基本ですが、
小学校で習った計算の仕方で、真面目にコツコツ時間のかかる計算が、
このやり方を使うと、まるで魔法のように、あっという間に解けたりする。
計算は、いかに頭の中で出来るカンタンな暗算の計算を組み合わせて、答えにたどり着く方法を知っているか、なのかもしれません。
算数や数学で、小中学校でも十分、大いに活用できる、計算の裏ワザ、といいましょうか、
天才数学者の方法を公開、と申しましょうか、
大変なはずのテストでの計算も、時々目からウロコな方法であっという間に解く方法。
頭のいい人、よくいう地頭のいい人って、もしかしたら、こういう方法を知っている人、ということなのかも、
と思いました。
計算の苦手な方、よく間違う方には、向いている本だと思います。
いわゆる「計算の工夫」が、教科書レベルを超えて、名人免許皆伝並みに書いてあります。
算数の計算に時間がかかる方、計算で間違う方、計算が苦手な方は、
一度目を通してみるといいかもしれません。