片づけに必要なのは、「やる気」ではなく、「勇気」かも。
片づけの本は今、ベストセラーとなるほど売れていますが、
片づけることが出来るのは、読んだ方々の中でも一部だろうな、という気がします。
今までずっと、片づけられていない部屋を片づけるとき、
そこには「変化」がおきるわけですが、
人は無意識に「変化」をおそれるもの。
自分はズボラだから動けないとか、ノウハウをしらないから、という方も多いかと思いますが、
多分、他にも理由があるように思います。
ズボラだと言っていても、友人が来る約束であったり、
はずせない期限の迫ったことはするので、本当に怠け者で動けないわけではない。
でも、時間があっても、ヒマでもテレビを見てしまい、
「散らかった部屋」の中を片づけられない。
そんな風に、テレビを止めても、何もなくても、グダグダ違うことをしてしまう理由は、
この「変化」をおそれる気持ち、
その適度に中途半端なところで片づけきらないで満足する気持ちなのではないかと思います。
散らかった部屋を表面の意識の上では、片づけたいと思い、
いつもキレイにできたらどんなに良いだろう、と思いつつ、
散らかった部屋は、散らかった部屋なりに、
今まで慣れ親しんでいる風景。
一度片づけても、翌日それが戻っていく様子に、
ああ、やっぱりと思いつつ、
不快と言うまでの嫌悪感がなく、
むしろ日常に戻っていくような、慣れた感じがあったりする。
そういうときの片づけに必要なのは、「ノウハウ」だけではなく、
変化をおそれない「勇気」。
片づけられないときは、テレビを消して、
「勇気を持とう」、と呟いてみる。
変化を恐れない気持ちになって、いつも以上に最後まで片づけきることが出来れば、
片づけは変わっていくようにも思います。