モノの「特等席」を考える。 よく使う物と、使わない物に分ける。 物の置き場所を「適切」にすると、毎日快適。
なぜ、これがこんな所に?
と、思う物。 放置していると、
しばらくして、使いたいな、と思うとき、かなりな高確率でなくなる。
机の上にあったはずの物とか。(笑)
物は、あるべき場所=「指定席」に戻さなければ、
そこらへんをさまよい、ウロウロし、そして結局、肝心な時に見当たらない、という運命をたどります。
で、その物の「指定席」を作る上で、気をつけたいポイント。
収納場所の一番出しやすいスペースを「特等席」だと認識すること。
コンサートでも良いお席のお値段は高いもの、のように、
同じ指定席でも、場所によってお値段は変わります。
これが、家の中でも存在する。
物が取り出しやすい、という「特等席」。
これを他の指定席と同じに考えないことが大切で、このスペースに、「あまり使わないもの」を置かないことが大切だと思います。
出すのに、「一瞬手間取る」。
これが毎日重なることのストレスは、目に見えず、本人に自覚のないことさえありますが、実は大きいもの。
これが毎日使うものだと、日々ストレスを感じ続けなければならない。
これに、まず、ストレスを浴びてするのだ、という認識が必要で、
(恐るべし慣性の法則! 頻繁であっても本人は、不便をしていることやストレスを浴びてすることにすら気づかない。)
とにかく、使う頻度の多いものは、出しやすいところに置いておくのが楽です。
ジブリ映画「ハウルと動く城」の中で、主人公のソフィーが、火の悪魔カルシファーに、
「まき」の置き場所をくべやすい、近くに変えてあげただけで、カルシュファーが喜び、
「見て見て、ソフィーが近くに置いてくれたんだっ!」
とハウルに報告する場面があります。
それもそれはず、「ほんの少し近くなった」ということは、実は大事件。
まきをくべるたびに、「ああ便利だな」と思い続ける幸せに浸るか、
無意識に不便を感じ、ストレスを溜め続けるか、の境目です。
物の置き場所は、適切なだけで、毎日が幸せになるもの。
これだけで、人も自分も、幸せにカンタンに幸せにすることができます。
私も彼の部屋の整理を、この方法でしてあげて喜ばれよう!
と思うかどうかは人それぞれですが、(笑)
引き出しを開ける時、何かをしようとする時、
常に、「ここに何があったら便利か」、「そもそもここにコレは必要なのか?」という疑問を持って、
物の「使用頻度」を考え、「特等席」かそうでないかを考えて、置き場所を決めるのがいいと思います。