片づけられない、散らかりの原因は、「頭の中の多動」(発達障害)? なぜ、自分が片づけられないのか、を考える。
一日休みの日があっても、部屋は片づかない。
というより、「片づけたいと思っているのに」何日休みがあっても片づかなくて、
でも、やっぱり片づけたいと思っている、という人は、
自分の頭で、片づけをしたいその時間、何を考えているかに注目してみるといいかもしれません。
考えたみたら、「ヒマだ」と思うことはほとんどなく、
いつも何かをしたくて、
でも実行できないまま、日が暮れる。
起きただけで、一日終了。(笑)
(極端に言うと。)
何もしなくても、一日は過ぎます。
さて、その原因が、
「気が散ってしまうこと」というかたもいらっしゃいます。
発達障害のADHDの症状で、
「多動性」、というのがあるのですが、
じっとしていなければならないところで動いてしまったり、
常に落ち着きがない、という行動をとってしまう方がいます。
ただ、実は行動が落ち着いていて、
動きがおかしい、という目に見える明らかな症状がなくても、
「頭の中が多動」
ということがあるそうです。
『仕事&生活の「困った! 」がなくなる マンガでわかる 私って、ADHD脳!?』
これ、女の子の発達障害さんに多いそうなのですが、
行動的には目に見えないため、
発達障害だと気づかないで診断しないまま過ごしてしまうこともあるそうです。
今、これが気になっていたと思ったら、
次に別のことが、そしてさらに別のことが気になる、と思考が多動。
記憶のワーキングメモリーが小さいのも特徴の一つにあり、
新しい気になることを発見したら、
今までしていたことをすっかり忘れてしまったりする。
ちょっと刹那的(せつなてき)というか、
その場その場で、身に入ったモノ、思いついたことなどに気持ちが飛んで、
コロコロと意識が移り変わり、
移り変わった瞬間、今までのことが一瞬頭から飛んで、
後から、あれ?そういえばコレしてた、などと思いだしたりするそうです。
なので、片づけようと思っていても、その意識を継続させられず、
テレビを見だしたり、人が来て対応したら前にしていた作業に戻れず、また別のことをしだしたり、
その場で思いついたこと、あれもしなきゃ、これもしなきゃ、と意識が動き、
例えば、片づけを始めても、
また気になることがあると途中で止めて、そちらを始め…、という調子で、
最後まで片づけることができず、
結局、片づかなかったりする。
実はこういう特徴、サザエさんの「主婦の時間割」という回でもみたのですが、
常に、一仕事を「終わらせる」ように意識を集中してみるといいかも。
(こちらの記事 『家事上手さんの特徴は、「段取り」。 することの「順番」が明確であること。 』)
片づかない、片づけられない原因は人それぞれなので、
片づけ方が分からない、とか、
片づけ始めても、片づけ終わるまで集中力を持続できず他のことをしてしまう、等、
それぞれの片づけられない原因があるようです。
まず、自分がなぜ? 片付けられないのか、原因を特定する。
片づけられない方、気になる方は、本を読んでいろいろ知識をつけて対策を立ててみるといいと思います。
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☆ 「片づけられない人」の、片付ける方法。 『仕事&生活の「困った! 」がなくなる マンガでわかる 私って、ADHD脳!?』 37のコツで、もう大丈夫! 司馬理英子医師 著