家事の締め切り。 出来るキッカケは、「具合が悪くなった」こと。 「もう出来ないかも知れない」という感覚。
家事を、きちんと計画を立てて完璧に近くこなしたい、
と思うことは、多いのですが、
計画を立てても、「実行」は、その通りに行かず、
計画を立てた、ということ自体が無駄になりやすい。
計画を立てても実行できない、ということを繰り返しているうち、
もはや、計画を実行できる気すらしなくなり、
計画自体を立てなくなる。
(経験者。(笑))
余裕のある計画は、
「この計画通り行かなくても、遅れているわけじゃないから」、などと思い、
結局、遅れる。
期限がずれた計画書を見なくなり、
計画書自体の存在を忘れることも。
(よく知ってる。(笑))
そんな人も、家事計画を完璧に実行する日。
「具合が悪くなりかけたとき」。
「少し具合が悪いから横になりたい、でも、今横になってしまったら、
もう立ち上がれる自信がない」
と思ったら、みごとに「するべき家事」を全て早々に終えます。
本当に、「今やらないともう出来ない」という「締め切り」は大切かもと思うのですが、
「いつでも出来る」という感覚は、仕事の進捗を鈍らせます。
「出来るのにやらない」という状況を長く作り出す。
具合の悪くなった時には、
(本当に具合が悪かったら横になったと思いますが、軽~く具合が悪くて、これからどうなるか分からない、というぐらいの状態。)
「ああ、私がここで動けなくなったら、子供の御飯は?
あれも、できてないと困る。」
と思うことが多々ある。
で、
「今しかできない!」
という気持ちで実行します。
計画通りに実行できないのも、
やるべき家事をつい先延ばししてしまうのも、
「あとでもできる」、と思っているからなんだと思います。
今日は一日あるから後でも出来る、と思う日は、
意外と現実に、朝しなかった家事は夕方になってもせず、
今日しなかった家事は、明日になってもせず。
それでもいいのですが、
それが、自分の自信を失わせたり、ストレスになったりする。
いつも締め切りギリギリ、間に合うか合わないかのスリル。
これをストレスではなくて、スリルとして楽しめればいいのかもしれませんが、
なかなか実行できないことで『「しなければ」と思い続ける』ストレスをずっと浴び続け、さらに、
今しないことって、後からもしないで、ギリギリに追いつめられる、
そのストレスにもなることが多い。
今しないと、もう出来ない!と思うと、
「あれをしておきたかった!」、と後から思う自分が何を一番しておきたかったかが明確になります。
家事をサクサクしていくと、
サボるより逆にずっとラク、ということが分かるかもしれません。
人間って本当に、何があるか分からず、
いつでも出来る、というのは、錯覚で、
人は意外と、「今しかできない!」という世界に住んでいるのかも。
そして、そうすることが一番楽なんだ、と思います。
今しかできない、と思い込んで家事をすると、
家事のストレスは激減します。
実は、精神的にも肉体的にも、後からするよりずっとラクだからだと思います。
今休んだら、数時間働けない。
と思ったら、しておきたかった家事が頭に浮かぶはず。
放課後には友だちを連れて子供が帰ってくる、その時!
片づいていない部屋、みたいな光景が頭に浮かんだり。
ずっと起きあがれないと思うと、
あれもこれもやらなきゃ、と思う家事が多すぎて負担になりすぎることも。
夕方までは動けない、とか、しばしある程度、数時間は起きあがれないぐらい、を想定して、実践にしてみるといいかもしれません。