なぜ、家の中で「物がなくなる」のか? 収納したら、「書いて」おく。 記憶はあいまい、「ラベリング」の重要性。
散らかり部屋を片づけだすとき、
なるべく「捨てる」。
これが一番楽です。
断捨離、ときめきの魔法、…、と片づけ本がベストセラーになりましたが、
ほぼ、「捨てる方法」を書いている本。
なかなか思い切れない、捨てられない方に向けて、
いかに思い切って捨てていくことに価値があるか、
どう考えれば捨てられるか、といった内容が大きく、
何を残して、何を捨てるのか、
その見極めの方法が多く書かれています。
ただ、これが合う方ばかりではないので、
捨てたくない、という思いで立ち止まってしまうくらいなら、
自分の捨てたくないものは残して、
とにかく、どんどん片づけていくのもいいと思います。
結局、整理整頓さえできれば、モノは多くても、管理できるかもしれません。
さて前回、『なぜ、家の中で「物がなくなる」のか? 探し物を激減させる片づけのコツの一つ。』という記事を書きました。
今回も、この「なくしものを激減させるコツ」なのですが、
片づけた場所を覚えていられるのは、今だけだ。
と、認識すること。
もっといえば、職場や公共施設のように、今片づけたものを探すのは他人、ぐらいに思って片づけます。
台所用品は、台所。
父の物は父の部屋、
子供の物は子供部屋、
書類は、書斎。
など、物一つ一つあるべき場所を、考えます。
この「物」は、誰のものなのか、どこで使うものなのか、
分類して考え、理想的には、他人が考えても思いつくようなところに置く。
アウトドア用品置き場、
子供の学校で使う物置き場、
手芸、工作、趣味、などの物の置き場。
など、大まかなエリアを決め、
そのエリアに片づけることを徹底します。
そしてこのエリアは「固定されていること」
(前回の記事で書いたのですが、引き出しなど容易に動かせない場所のこと)、
すぐ動いてしまう箱の中など非固定エリアをさける。
大きなエリアを決め、そこに物を集めると決めてから、
その引き出しの中を開けたときに、一目で全ての物が見えるように、
中でモノ一つ一つを仕切ったエリアにし、置き場を決めていく感じです。
台所なら、お箸、スプーン、フォーク…、などと、よく使う物から手前の取り出しやすい場所に配置、
洋服なら、毎日替える下着を使う頻度と取り出しやすさを考えながら引き出しの中に入れていく。
そして、なるべく何を入れたのかラベルを貼る。
誰でも戻せる、明確な物の置き場所にしておくのが良いようです。