『すごい!「仕事の時間」術: 1日24時間を「もっと濃く」使う方法』 一川 誠著。 世界一受けたい授業
時間の使い方は、私も有効に使いたくて何冊も本を読みましたが、自分に合った本を探すのはなかなか難しかったです。
自分のタイムスケジュール、時間管理をどのようにすればいいか、迷いに迷って本にヒントを求めるわけですが、
時間の使い方は、人それぞれ。
ビジネスマンもいれば、主婦もいる。
学生には受験勉強のための時間術のノウハウが、
母親には子供のペースに合わせた時間のやりくりが必要です。
目的も環境も違い、さらに、人それぞれの個性もあって、
その人のやり方が100パーセント、自分にピッタリ。 なんてあるはずがない。
一冊一冊それぞれに素晴らしいのですが、
あくまでも、その人その人のやり方で素晴らしいのであって、どうもしっくりこなく…。
で、やっと見つけた納得できる本。
『図解 すごい!「仕事の時間」術: 1日24時間を「もっと濃く」使う方法 』
この本の著者は現在、千葉大学の教授をされている一川誠先生という方なのですが、
「時間学」「実験心理学」をご専門にされていらっしゃるそうです。
で、大学の先生の本っていつも思うのですが、
理論的。
(大学って、そういうところ。(笑))
感覚で、こうだと思います~、という感じでなく、
書いてあることに裏付け、根拠がある。
(論文書くのがお仕事。(笑))
実験結果からデーターをとって書いているので、
書いてある内容に信頼性があり、納得できて、腑に落ちる感じ。
大学の先生が人の心理実験から「時間」を研究すると、こうなるのか、みたいな。
この本は、ノウハウ本でもあり、研究に基づいた資料であり、
一般人向けの一般書であり、とても読みやすく書いています。
「時間」って、こういうものなのか、と思う感じ。
その感覚は、時間について学校で学んだことのない私には新鮮で、目の開けた感じがして、
とても面白くためになりました。
時間術の本、
自分に合う合わないではなく、そもそも、時間とはどういうものか、てきなところからくるので、
読後には、新しい知識が増えたようで嬉しくなる。
ちょっとだけ頭が良くなったような気がする。(笑)
(錯覚? かも。(笑))
先生の研究を分かりやすく噛み砕いてくださっているので、とても読みやすく読めます。
テレビ番組。「世界一受けたい授業」などにも出演された先生だそうで、
たしかに、そんな雰囲気のある実践ノウハウ本。
何十年も研究に研究を重ねた結果などを教えてくれている本なので、
読んでいると世界一受けたい授業を受けている気分になる、かも知れません。