『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話』 坪田信貴著 ゼッタイ無理の克服法。
えー、本のタイトル通りの内容なのですが、
人間、やれば出来るんだな、と感じさせてくれる内容(実話)です。
でも、やっぱりスゴいな、と思う。
ちなみに、「学習参考書部門 楽天ブックスウィークリーランキング(2014年01月16日-2014年01月22日)」の第1位。
2014.1.23現在、ネットの楽天ブックスで見たら売り切れでした。
主人公の女の子(さやかちゃん)の頑張り、と、
それを引き出して導いた塾の先生(著者)のお話で、
「子供や部下だって、ダメな人間なんかいないんです。
ただ、ダメな指導者がいるだけなんです。」
という、心理学を学んで生徒の指導に活かしてきた先生のメソッド、
ゼッタイ無理の克服法が書いてあります。
志望校に合格するまでの計画を作る、塾講師のプロの仕事。
心理学をふまえ、相手を深く見て、どう接し導いていくか、という、著者の経験や知識に力を得る感じの本で、思わず、
塾に入れるなら、先生の所がいい、と思わせられます。
(宣伝として、効果大。(笑))
第四章の心理学テクニックと教育メソッドは、これから受験を向かえる方のためのノウハウ。
本の最後に載っている、巻末付録、「坪田式人材育成のためのテクニック」は、受験に関係なく、人との接し方で役立つテクニックなども載っています。
心理学にそれほど詳しくない私としては新鮮。
でも納得な内容。
心理学の本であり、子育てに大切な心のあり方の本であり、受験生のための本でもある。
著者は現在、御自分の塾を立ち上げ塾長、自ら生徒を指導する教育者でありながら、IT企業の創業者で経営者。
英語のTOEICは満点。
というかた。
心理学を活かした、先生の生徒との会話は楽しく、
こうしたらいいのか、と思うノウハウも学べると同時に、
さやかちゃんとのやり取りも、ユーモア満載で、面白く読めます。